マルエツ/本間社長「お米の供給責任感じる」代替品を提案、輸入米の扱いも検討

2025年05月30日 16:56 / 経営

「お米もしくはお米の代替も含め、地域を守るという責務の中で調達努力をしていく」──。マルエツの本間正治社長は5月30日、米の扱いについて自説を述べた。

<本間正治社長>

本間正治社長

本間社長は同日都内にオープンした「マルエツ 千歳船橋店」の記者会見で米の扱いについて問われ、「お米がしっかり品ぞろえされているということに対して、供給責任を感じる。取引先の協力を得ながら品ぞろえを進める」と語った。

備蓄米については、4月17日から店頭で扱っているが、「充分な供給ができてないのは事実」。そうした中で、イオンが備蓄米を随意契約で申し込み、2万トンを販売することが決まっている。イオングループのマルエツとしても「今、打ち合わせをしており、6月以降の早い時期に店頭に並ぶよう取り組んでいる」とする。

さらに、食味(味や食感)についても触れ、「食味の問題も重要で、どういう炊き方でどうすればもっと食味が良くなるかバイヤーやMDと話している。商品が売れた売れないではなく、どういう炊き方を我々が提案すれば美味しく召し上がっていただけるのか。消費者は食味も関心の一つだと思う。社内で議論し、売場などで発信していきたい」。

米以外の代替品も強化していく。「麺や冷凍食品のワンプレートも伸びている。こうした米の代替品もしっかりケアしていきたい。お米の代替をお客様に提案することも、スーパーマーケットが持つ知恵の1つ。お客様の生活シーンに対して貢献していくために、こうした提案を行うなど我々はもっと汗をかくべきだと思っている。そこは店頭でしか表現できないことなので、努めていきたい」。

ただ、新米が出る前の時期については少し厳しくなると予想する。「新米とのつなぎの時期に、若干の品薄感が出るのではないかと懸念している。そのため、今いろいろ先を打って輸入米を含めて検討しているところ」と述べた。

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