イオンイーハート/廃食用油の回収スキームを26年全国80店舗に拡大
2025年09月10日 14:45 / 経営
イオンイーハートは2026年中、主力業態「おひつごはん四六時中」を中心に排出される廃食用油を回収し、持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel、以下「SAF」)の原料として活用する取り組みを全国80店舗へ拡大する。
廃食用油を単なる廃棄物として取り扱うのではなく、再利用可能な資源として活用する取り組み。同社では6月より先行5店舗(松戸店、西尾店、大高店、姫路大津店、茨城店)で開始。以降、廃食用油の回収は円滑に進んでおり、8月中旬までに約205リットルを回収した。
2026年中には、現在のスキームを基盤とし、廃食用油の排出があり施設内の許可が得られた店舗を対象として、先行5店舗を含む全国80店舗への拡大を本格的に進めていく。
全国80店舗への拡大が実現した場合、年間の廃食用油回収量は約26キロリットルを見込んでおり、これはSAFの原料として羽田からマニラや香港、台北などアジア主要都市への運航可能な燃料に相当するという。
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