出店場所については、出国手続き前に日本国内で買い忘れた商品を買うニーズもあるが、まず、日本に到着した時点で、ビックカメラを知ってもらうことを優先したという。
日本に入国し、まず、ビックカメラで外国人旅客向けSIMカードを購入する訪日外国人も増加しており、到着時の利用ニーズも高い。
免税対応売上では、訪日外国人だけでなく、海外へ出国する日本人の売上も増加している。ビックカメラの免税売上の上位国は、中国、台湾、タイ、日本、韓国の順となっている。海外に赴任した日本人の一時帰国などのニーズも高い。
羽田空港では約5万人の従業員が働いているため、足元商圏もある。利用客の比率では、訪日外国人90%、日本人10%を想定するが、日本人の利用客比率が20%程度となる可能性もある。
宮島社長は「空港内への出店は、わが社にとって長年の夢であった。日本空港ビルデングと提携し、短期間で店舗をオープンできたことは、当社の経営史に残る取り組みだと思う」と語った。
ビックカメラにとって、空港内への出店は初の取り組みで、マーケティングや店舗運営ノウハウなど、検証すべき項目が多い。まずは、1号店を軌道に乗せることに注力し、2号店の出店を検討する予定だ。
店舗概要
所在地:東京都大田区羽田空港2-6-5
羽田空港国際線旅客ターミナル2階
営業時間:7時~22時
TEL:03-5579-7111
店舗面積:約300m2
■Air BIC CAMERA
http://www.biccamera.co.jp/airbic/index.html
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