ドン・キホーテで扱いがないカテゴリーとして、今回、はじめて仏壇を展開する。竹内社長は「粉歯磨き、2層式洗濯機など、ダイシン百貨店としての名物だった品ぞろえでも、年間に1個、2個しか売れない商品はカットした。仏壇は売上が好調だったため、ドン・キホーテにも取り入れた」という。
ダイシン百貨店での売れ筋商品をきちんと分析した上で、ドン・キホーテに取り入れる商品を選定しており、ペット用品売場を拡大。ペット用の薬や九官鳥専用の餌など、ダイシン百貨店の独自仕入れ商品を取り入れた。
ペット需要に対応して、5階屋上駐車場にはドックランも設置した。
商品の仕入れ、棚割、陳列、値下げ、処分、数値管理といった業務の一部を店舗に権限移譲しているのが、ドン・キホーテの強みの一つとなっている。今回もダイシン百貨店が持つ、独自の仕入れルートを商品構成に生かした。
一方で、売上拡大を図るため、ターゲット層の見直しを実施。ターゲット層をこれまでのシニア層から、MEGAドン・キホーテの本来のターゲット層であるニューファミリー層に変更した。
竹内社長は「小さな子供がいるニューファミリー層は、主婦の日常的な利用があり、家族での来店も見込める。孫をもつシニア層も来店する可能性が高く、これまでのシニアのお客さまにも対応できると考えた」と語る。
主な利用客である主婦が利用しやすいブランドファッション、セレクトファッションや化粧品・美容グッズを展開。これまで、取り込みが弱かったニューファミリー層の取り込みを目指す。
ドン・キホーテが得意とするブランド品やバラエティグッズも豊富に展開することで、MEGAドン・キホーテの品ぞろえの特徴も打ち出した。
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