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ウォルマート/社名からストアーズを削除、ECサイトの機能を拡張

2017年12月11日 13:40 / トピックス

ウォルマート・ストアーズは12月6日、商号を2018年2月1日付で、ウォルマート・ストアーズからウォルマートに変更すると発表した。

店舗、オンライン、モバイルデバイス、配送を通じて、顧客にシームレスにサービスを提供できるようなったため、社名を変更するもの。

<初期のアーカンソー州ロジャースの店舗>
初期のアーカンソー州ロジャースの店舗
出典:同社ホームページより(以下同じ)

社長兼CEOのダグ・マクミラン氏は、「今後も、世界中の店舗に投資をし、顧客の時間と経費を節約するためにECサイトの機能を拡張する」とコメントしている。

1969年10月31日に設立されたウォルマートの正式名称は、ウォルマート社で、1970年1月9日にウォルマート・ストアーズ社に社名変更し、以来47年間使用している。2008年6月に、現在のWalmartのロゴを採用している。

<2008年から使用するロゴ>
2008年から使用するロゴ

ウォルマートは、世界で電子商取引サイトを含む60の異なる店舗名称で、28か国に1万1600以上の店舗と会員制店舗を運営。

アメリカ国内では、スーパーセンター3522店、ディスカウントストア415店、サムズ・クラブ660店、ネイバーフッド・マーケット699店、スモールフォーマット36店を展開する。

<グランドオープンの様子>
グランドオープンの様子

1991年にメキシコに進出したのを皮切りに海外展開を開始し、現在は、メキシコ2411店、カナダ410店、ブラジル498店、アルゼンチン107店、中国439店、英国631店、日本341店など、6363店を世界で運営している。

企業理念は「Saving people money so they can live better(お客さまに低価格で価値ある買い物の企画を提供し、より豊かな生活の実現に寄与することを目指す)」となっている。

<1970年代前半の店舗>
1970年代前半の店舗

アルゼンチン、ブラジル、チリ、カナダ、中国、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、日本、メキシコ、ニカラグア、英国、インド、アフリカ(13ヶ国)、アメリカの28の国で、毎週2億人以上のお客が利用している。

2017年1月期の売上高は4859億ドル(前年同期比0.8%増)、うち海外売上高は1161億ドル(5.9%減)だった。

従業員数は、アメリカで150万人以上、全世界で230万人以上という。

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