ファミリーレストラン/12月既存店売上高5社約2割減
2021年01月21日 15:30 / 月次
ファミリーレストラン主要5社が発表した12月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく21.9%減、サイゼリヤ24.8%減、セブン&アイ・フードシステムズ20.6%減、ロイヤルホスト20.2%減、ジョイフル21.0%減と、各社前年同月に比べ2割以上減少した。
客数は、すかいらーく27.7%減、サイゼリヤ26.7%減、セブン&アイ・フードシステムズ28.3%減、ロイヤルホスト26.8%減、ジョイフル23.2%減だった。
客単価は、すかいらーく8.0%増、サイゼリヤ2.6%増、セブン&アイ・フードシステムズ10.6%増、ロイヤルホスト9.1%増、ジョイフル2.9%増となっている。
■すかいらーく(2019年12月期:売上高3753億円)
既存店売上高は21.9%減、客数27.7%減、客単価8.0%増。全店売上高23.9%減。
12月末店舗数はグループ計3119店。
全国の新型コロナウィルス感染者数が11月後半から継続して拡大。各自治体からの営業時間短縮要請に適宜対応している。
すかいらーくグループの各ブランドで、年末年始の食事を家で楽しむためのデリバリ―・テイクアウト向け大皿料理や寿司盛合せなどパーティーメニューを展開した。
12月売上は、デリバリー前年比約50%増、テイクアウトは前年比約2倍だった。
年末年始のハレの日需要に対応するフェアメニューを強化。ガストで「冬の海鮮食べつくしフェア」、ジョナサンで牛フィレ、フカヒレなどの食材を使用したメニューが好評。バーミヤンの「フカヒレ姿煮あんかけごはん」と「フカヒレ姿煮とろみラーメン」は、デリバリ―・テイクアウトも好調。昨年12月のフェアと比較し、大幅に売上が増加している。
12月の業態転換15店舗のうち6店舗はガストへの転換。ガストへ業態転換をすることで、グループのデリバリ―配達エリアを拡大した。ハワイアンダイニング&カフェのブランドLa Ohana3号店(宮前平店、12月24日オープン)を業態転換により出店している。
2020年度累計では、新規出店46店舗、店舗改装25店舗、業態転換53店舗。
■サイゼリヤ(2020年8月期:売上高1268億円)
既存店売上高24.8%減、客数26.7%減、客単価2.6%増。店舗数1042店。
全店売上高24.1%減、客数26.1%減、客単価2.6%増。店舗数1092店。
休業16店だった。
12月の既存店売上高は、土日祝祭日による日数が、前年同月よりも1日少なかったことが、2%ポイント程度マイナスに影響した。
「テイクアウト客数=テイクアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テイクアウトによる客数として加味している。
■セブン&アイ・フードシステムズ(2020年2月期:売上高743億円)
デニーズ
既存店売上高20.6%減、客数28.3%減、客単価10.6%増。
全店売上高23.3%減。
■ロイヤルホールディングス(2019年12月期:外食事業626億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高20.2%減、来客数26.8%減、客単価9.1%増。
■ジョイフル(2020年6月期:売上高623億円)
既存店売上高21.0%減、客数23.2%減、客単価2.9%増。
全店売上高27.8%減、客数29.9%減、客単価3.0%増。
出店0、退店60、店舗数合計600店。
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