イオン/イオンマレーシアでEC事業を強化
2021年02月12日 15:50 / 海外
イオンの海外子会社であるイオンマレーシアは2月12日、Boxedを展開するGiddy社の100%子会社であるAshbrook社と、イオンマレーシアでの成長戦略であるデジタル事業の拡大のため、BoxedのECプラットフォームをカスタマイズ導入する契約を締結したと発表した。
マレーシアのEC市場は、年平均成長率20%が続いており、2025年には2019年比で約3倍程度の市場規模が期待されている。今回の契約締結により、イオンマレーシアは、Boxedの高いテクノロジーに支えられたプラットフォームを活用し、機能的な画面設計、パーソナライズ機能などを通じて、オンラインでの顧客利便性を向上させる。
この他、マレーシア国内で展開するショッピングモールのテナント事業者4000社を中心にマーケットプレイスによるサービス支援も計画している。
さらに、イオンマレーシアでのECプラットフォームを導入と並行して、アセアン各国のグループ事業会社への展開についても視野に入れ、イオンの機能子会社であるイオンアイビスが、グループ内におけるECプラットフォームの利用ライセンスを獲得する契約をAshbrook社と締結した。
同社は、デジタルシフトおよびアジアシフトを加速するとともに、店舗中心であった投資をIT・デジタル・物流に傾斜配分する投資のシフトについても打ち出している。
2018年4月に出資したBoxedのノウハウを活用することで、アセアンにおけるデジタルシフトをより一層、推進していく。
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