日本フードサービス協会/7月の外食売上8.7%増、冷たいメニューが好評

2025年08月25日 14:43 / 月次

日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の7月度売り上げ状況は、前年同月比8.7%増となった。客数は4.4%増、客単価4.0%増だった。

7月度 売上高前年同月比
全体 8.7%増
ファストフード 9.7%増
ファミリーレストラン 7.6%増
パブ・居酒屋 3.7%増
ディナーレストラン 5.3%増
喫茶 11.6%増

猛暑で、冷たいメニューやビール類などが好評となった。好天の中、月後半は夏休みの行楽需要なども伸びた。

猛暑の影響は各社まちまち。シニア層の客足はマイナスとなる一方で、「涼を求める」外食動機も増え、夏休みの行楽需要もあり、大型商業施設立地の店舗では、安定した集客につながるところもあったという。

ファストフードは、全体9.7%増となった。

「洋風」は、スパイシーな季節メニューや期間限定メニュー、コラボ商品が好調だったほか、冷たいドリンクの値引き販促などが好調で、11.8%増。「和風」は、引き続き客数が弱かったものの、猛暑日の割引クーポンや新規投入した麺類メニューの人気が続いたほか、うなぎ等の季節メニューにも一定の集客があり、10.0%増。「麺類」は、冷たいメニューの投入が本格化し、猛暑で好調、8.7%増。「持ち帰り米飯/回転ずし」は、客数は引き続き弱いものの、夏休みに入り集客改善したところもあり、3.0%増。「その他」は、「アイスクリーム」が猛暑の中で人気キャラクターとのコラボ商品が好調、9.5%増となった。

ファミリーレストランは全体7.6%増だった。

猛暑の影響は各社まちまちとなったが、かき氷などの季節メニューに各社力を入れたほか、地域別の販促を展開して集客したところもあり、「洋風」は8.1%増。「和風」は、土用の丑(うし)の日のうなぎフェアなどで一定の集客があり、9.4%増。「中華」は、各種キャンペーンの好調や店舗数増で、7.9%増。客数の伸び悩みが続いている「焼き肉」は、猛暑が客足にマイナスとなるところもあったが、単価の上昇により2.4%増となっている。

パブ・居酒屋業態は、猛暑で各社ビール類の販売が好調、客数も前月より改善傾向にあり、3.7%増。

ディナーレストラン業態は、インバウンド需要の勢いは落ち着いたが、引き続きお得感のある平日ランチメニューが好評、5.3%増となった。

喫茶業態は、引き続き客単価の上昇が売り上げを押し上げているが、夏のドリンク類投入のほか各社販促キャンペーンを打ちだし、11.6%増だった。

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