丸井グループ/4~12月、小売事業・ECともに好調で増収増益
2023年02月07日 10:50 / 決算
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丸井グループが2月7日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上収益1621億4800万円(前年同期比3.6%増)、営業利益305億3900万円(2.9%増)、経常利益292億8200万円(1.3%増)、親会社に帰属する当期利益184億7900万円(13.8%増)となった。
グループ総取扱高は2兆9367億円(17%増)となった。フィンテックのカードクレジット取扱高が全体をけん引したことにより、過去最高となった。売上収益は1621億円(4%増)、営業利益は305億円(3%増)、当期利益は185億円(14%増)と2期連続の増収増益だった。
前期は販管費のうち、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言の発令による店舗の休業期間等に係る固定費を特別損失へ振替えしたが、当期は休業期間等がなく、固定費の特別損失への振替えを実施していないため販管費が増加し、営業利益が11億円減少した。特殊要因を除いた実質的な営業利益は20億円の増益(小売22億円増、フィンテック5億円増)となる。
小売セグメントは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた店舗の休業等がなかったことや行動制限が緩和されたことなどにより、客数が前年を大幅に上回ったことから取扱高が増加し、営業利益は4期ぶりの増益となった。
店舗をオンラインとオフラインの融合のプラットフォームと位置づけ、リアルならではの価値創出をめざし、「売ること」を目的としないD2Cブランドやネットサービスなどの体験型テナントの導入を進め「売らない店」の拡大に取り組んだ。各店舗でアニメ、ゲーム、食、コスメなどのイベントを展開し、イベントが来店動機となる「イベントフルな店」への転換を推進した。その結果、非物販カテゴリーのテナント面積構成は52%(前年差5%増)となった。
ECについては、店舗と連動したイベント型のECの拡大に加え、Web系の専門人材を拡充しECサイトのUI/UX改善に取り組んだ。その結果、前期下半期からEC取扱高は回復基調を続けており、第3四半期は、第2四半期までの伸びをさらに上回り16%増、累計では11%増となった。
通期は、売上収益2220億円(6.1増)、営業利益410億円(11.5%増)、経常利益385億円(8.3%増)、親会社に帰属する当期利益215億円(20.8%増)を見込んでいる。
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