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セブン&アイ/風力発電による「風で紡ぐ糸」で作った衣料品発売

2023年02月24日 12:10 / 商品

セブン&アイ・ホールディングスは2月18日から順次、グループ各社146店舗で、風力発電による「風で紡ぐ糸」で作った商品を発売する。

伊藤忠商事と連携した綿糸の生産工場の使用電力を風力由来にすることでCO2排出量を削減する取り組み「風で紡ぐ糸」で生産した綿糸を使った衣料品28品を、グループ共通プライベートブランドの日用品・衣料品ブランドである「セブンプレミアム ライフスタイル」として商品化したもの。

<風で紡ぐ糸のコンセプト>
風で紡ぐ糸のコンセプト

セブンプレミアムライフスタイル商品として、レディースでは「半袖無地Tシャツ」(各1089円)、「ボーダーTシャツ」(各1419円)、「7分袖パネルボーダーTシャツ」(各2189円)など14アイテムを展開。滑らかな肌触りが特徴で、オン・オフ 様々なシーンで活躍するベーシックなTシャツを豊富なカラーバリエーションで提案する。

<レディース商品の一例>
レディース商品の一例

メンズでは、「オックスフォードシャツ」(各3289円)、「ライフスタイル半袖無地Tシャツ」(各1639円)、「半袖ボーダーTシャツ」(2189円)を投入する。シャツは柔らかな風合いに拘った綿100%にイージーケア機能でお手入れ簡単なのが特長。半袖Tシャツは、サラッとした肌触りとゆったりしたシルエットで、一枚でサマになるシルエットに仕上げた。

<メンズ商品の一例>
メンズ商品の一例

風で紡ぐ糸は、糸の生産工程でCO2排出量を削減したサステナブルな綿糸。糸を生産するインドでの協力工場の電力を火力発電由来だけではなく、グリーンエネルギーである風力発電由来の電力を使用する事でCO2排出量を削減した。伊藤忠とイトーヨーカドーとの連携よりスタートした「風で紡ぐ糸」企画を進化させ、紡績工場との取り組みを強化することで、従来のインド綿糸と比較し糸1kgあたりどの程度のCO2を削減できるのかを数値化した。CO2削減綿糸として、サステナブルなコットンという付加価値のついた商品を提案する。

セブン&アイグループでは、2019年に環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」を公表し、2050年までにCO2の排出量を実質ゼロにすることを目標に様々な取り組みを行っている。「風で紡ぐ糸」によって生産した綿糸を使用することで、商品の製造工程によって生まれた電力のCO2係数はインドで流通する電力の平均CO2係数と比較すると、約96%のCO2削減につながると試算されている(製造メーカー調べ)。Tシャツ(200g)を100%風で紡ぐ糸で生産した場合に置き換えると、1枚当たり500mlボトル約200本分(体積)のCO2削減効果があるという。

「風で紡ぐ糸」プログラムで生産された綿糸はクリーンであるだけでなく、同じ環境素材のオーガニックコットン等に比べて適正価格かつ高品質でエコな商品提供が可能となる。セブンプレミアムライフスタイルは今後も、多様化するお客のニーズに対応するとともに、安全・安心で健康や環境にも配慮した商品開発に挑戦し続け、さらなる成長を目指す。

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