三陽商会/長い夏に、夏物衣料の需要期間を5カ月に変更

2024年07月24日 17:22 / 商品

三陽商会は、暑くて長い夏に対応し、夏物衣料の需要期間を従来の3カ月から今年は5カ月とした商品展開スケジュールで販売している。

季節を春夏秋冬の四季ではなく、夏を「初夏・盛夏」「猛暑」の2つに分割し「五季」と捉え、暑くて長い夏を見据えた商品開発を強化した。

<新しい商品展開スケジュール>

今年は暑さが本格化する時期に、夏物の生産量を20%アップさせ、色やサイズが欠けることなく気温に合った夏物商品を揃え、季節の先取りではなく実需で動く消費者ニーズに対応した。

夏向けの洗えるジャケットやセットアップ、接触冷感機能のカットソーなどの夏物を強化したことで、7月1週~3週の全社定価販売のアイテム別の売り上げは、昨年に対してジャケット41%増、シャツ・ブラウス23%増、カットソー18%増、スカート34%増と前年を上回り、定価での販売が順調に推移した。

<今買って9月まで着用できる秋色夏素材の商品>

アパレル業界では、季節を先取りして商品を販売する傾向があり、三陽商会でも昨年までは夏のセールが落ち着く7月中旬頃から順次秋物を立ち上げ、8月には秋物商品に切り替えていた。

昨年は特に7月後半から9月まで、高温の日が続いたことで秋物の動きが悪く8月~9月の売上が目標を下回り苦戦した。長引く夏に対して夏物商材が不足し販売機会を逃していた。

今年は、7月後半から8月にかけては、Tシャツの上に羽織れて簡単に脱ぎ着ができるシャツ地のジャケットや薄手の羽織りもの、5分・7分袖丈のトップス、秋色夏素材の商品など、昨年不足した商品を投入し、長い夏も気候に合った快適な装いを提案する。

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