サツドラHD 決算/6~11月、価格転嫁と化粧品需要回復で増収増益
2024年12月20日 14:29 / 決算
サツドラホールディングスが12月20日に発表した2025年5月期第2四半期決算によると、売上高496億4600万円(前年同期比3.8%増)、営業利益8億7600万円(28.7%増)、経常利益8億8800万円(42.1%増)、親会社に帰属する当期利益4億6900万円(43.0%増)となった。
リテール事業の売上高は488億6100万円(3.6%増)、セグメント利益8億4900万円(28.1%増)だった。
リテール事業は、物価上昇による価格転嫁と化粧品需要回復もあり、ヘルスケアを除く各部門で売上が増加。前期の一部衛生用品等の評価損の反動増やESLPの推進等で全部門の総利益も増加し、全体の荒利率も向上した。
ドラッグストアフォーマットは、公式アプリを活用したデジタルマーケティングの推進にも取り組んだ。物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、1人あたりの買上点数は減少したものの、商品単価の上昇や化粧品の需要が回復してきた結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を上回った。
インバウンドフォーマットは、訪日外国人観光客の需要を取り込むことができた結果、売上高は前年同期を超えた。調剤薬局は、新たに開設した調剤併設薬局の増収効果などにより、売上高は前年同期を上回った。
ドラックストアは5店舗を出店、4店舗を閉店し、合計180店。インバウンド店は増減はなく9店舗、調剤専門薬局も増減はなく11店だった。そのほか、北海道くらし百貨店1店を閉店し、合計店舗数は200店となった。
通期は、売上高1000億円(4.7%増)、営業利益14億円(1.1%増)、経常利益13億5000万円(1.0%増)、親会社に帰属する当期利益4億8000万円(2.0%増)を見込んでいる。
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