ロイヤルHD 決算/1~3月営業利益9.6%減、原材料費・新規出店費用増が響く
2025年05月09日 16:25 / 決算
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ロイヤルホールディングスが5月9日に発表した2025年12月期第1四半期決算によると、売上高383億5100万円(前年同期比7.6%増)、営業利益15億9500万円(9.6%減)、経常利益16億9000万円(0.8%減)、親会社に帰属する当期利益9億5900万円(37.2%減)となった。
売り上げ面は、国内外の観光需要が底堅く推移したことに加えて、高付加価値戦略に伴う販売価格の上昇もあり、既存店で増収を確保。新規出店も寄与し、増収だった。
一方、利益面では、原材料費の高騰、人件費・新規出店費用の増加のため減益となっている。
当期純利益は、固定資産除売却損1億700万円、減損損失4900万円を特別損失に計上したほか、法人税等5億6900万円、非支配株主に帰属する四半期純利益500万円を計上したため、大きく減少している。
外食事業の売上高は160億8200万円(4.2%増)、経常利益は10億2100万円(15.2%減)。
原材料費高の影響などにより「ロイヤルホスト」は増収減益、「てんや」は客単価増により増益を確保した。
既存店売上高は、「てんや」は2021年3月以降、49カ月連続で前年を超えている。 「ロイヤルホスト」「その他外食」なども伸長している。
コントラクト事業の売上高は123億1400万円(5.9%増)、経常利益は4億7900万円(21.6%減)。
国内外での堅調な観光需要を受けて、空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア・パーキングエリア、オフィスビルなど各事業で売上高は増加。一方、新規出店に伴う費用計上などにより減益を計上している。
ホテル事業の売上高は91億6400万円(21.3%増)、経常利益は10億8000万円(52.3%増)。
国内観光需要が堅調に推移した。インバウンド需要の増加が下支えし、各ホテルは堅調に業績を伸ばしている。
食品事業の売上高は30億900万円(0.4%減)、経常利益は1億6100万円(116.3%増)。
一部生産ラインの縮小により、グループ外部向けの出荷は減少したものの、グループ店舗における売上高が堅調に推移し、グループ内部向けの製造販売量が増加した。
その他の事業(不動産賃貸や持ち分法適用の関連会社による機内食事業)の売上高は7800万円(4.8%減)、経常利益は2億4900万円(66.4%増)。
通期は、売上高1666億円(9.5%増)、営業利益78億円(5.9%増)、経常利益78億円(6.6%増)、親会社に帰属する当期利益48億5000万円(18.2%減)を見込んでいる。
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