ゼンショーHD 決算/4~6月増収減益、すき家の異物混入が響く
2025年08月08日 16:35 / 決算
ゼンショーホールディングスが8月8日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高2904億2100万円(前年同期比8.9%増)、営業利益157億5400万円(8.7%減)、経常利益155億7000万円(8.5%減)、親会社に帰属する当期利益80億2000万円(25.7%減)となった。
「グローバルすき家」で、国内すき家の一部店舗にネズミなどの異物混入が発生し、清掃などのために3月31日~4月3日の期間、全店の営業を停止。再発防止対策として、24時間営業を23時間営業に変更して清掃を行う時間を確保。老朽化が進んでいる店舗の計画改装なども継続して実施。これらの対策のための費用や全店一時営業停止中の諸費用を計上した。
「グローバルすき家」の売上高は660億8800万円(3.5%減)、営業損失は7億6800万円(前年同期は54億4500万円の黒字)。店舗数は、27店舗出店、17店舗退店した結果、2631店舗(国内1975店舗、海外656店舗)となった。
「グローバルはま寿司」の売上高は707億2600万円(29.6%増)、営業利益は51億6900万円(35.6%増)だった。店舗数は、24店舗出店、1店舗退店し、758店舗(国内646店舗、海外112店舗)。
「グローバル中食」の売上高は557億1400万円(5.5%増)、営業利益は77億6700万円(34.1%増)。店舗数は160店舗出店、331店舗退店で、9344店舗(FC8364店舗含む)となった。
「グローバルファストフード」の売上高は271億5300万円(10.5%増)、営業利益は8億9200万円(223.8%増)だった。店舗数は、10店舗出店、13店舗退店し、1214店舗(国内952店舗、海外262店舗、FC72店舗含む)だった。
既存店売上高前年比は、「グローバルすき家」で0.6%減、「グローバルはま寿司」18.7%増、「グローバルファストフード」で11.5%増、「レストラン」で10.9%増、「小売」で3.4%増となった。
通期は、売上高1兆2235億円(7.6%増)、営業利益820億円(9.1%増)、経常利益774億円(7.7%増)、親会社に帰属する当期利益425億円(8.2%増)を見込んでいる。
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