くら寿司 決算/11~7月営業利益18.4%減、原材料価格・人件費上昇などで

2025年09月16日 14:10 / 決算

くら寿司が9月12日に発表した2025年10月期第3四半期決算によると、売上高1816億7700万円(前年同期比4.5%増)、営業利益51億8900万円(18.4%減)、経常利益55億7100万円(18.3%減)、親会社に帰属する当期利益34億6100万円(22.1%減)となった。

くら寿司

原材料価格や人件費の上昇が続いている。

店舗開発は、国内7店舗、米国12店舗、アジア1店舗の計20店舗を出店。結果、第3四半期連結会計期間末の店舗数は、全て直営で687店舗(「無添蔵」5店舗、「くらおさかな市場」1店
舗、米国76店舗、アジア61店舗を含む)となった。

日本国内の売上高は1324億9000万円(1.8%増)、経常利益57億3500万円(18.4%減)。

人気VTuberグループ「にじさんじ」や大人から子どもまで幅広い世代で人気のキャラクター「ちいかわ」とのコラボキャンペーンを実施。特に「ちいかわ」とのコラボが話題となり集客につながった。

米国子会社 Kura Sushi USA,Inc.(KSU)の売上高304億4800万円(18.4%増)、経常損失5億9600万円(前年同期は経常損失5億1700万円)。

積極的な新規出店を継続していることやPEANUTSなど人気キャラクターとのコラボ企画の展開により売上高は順調に推移。利益面では、第3四半期連結会計期間の3カ月で経常黒字になったという。出店については、アリゾナ州「ノーススコッツデール店」、ワシントン州「リンウッド店」、テキサス州「マッキニー店」などを新規オープン。新予約システムを導入し利便性向上にも努めた。

台湾子会社 亞洲藏壽司股份有限公司(KSA)の売上高は189億7300万円(4.2%増)、経常利益5億5800万円(5.7%増)。

日本でも人気の「SPY×FAMILY」や「サンリオ」とのコラボ企画を積極的に展開し、好評だった。こどもの日や母の日に合わせたフェアや厳選北海道産のフェアを積極的に展開するなど販促強化にも努めた。

通期は、売上高2430億円(3.4%増)、営業利益50億円(12.3%減)、経常利益52億円(16.5%減)、親会社に帰属する当期利益34億円(5.4%増)を見込んでいる。

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