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京王/3月期の流通業はインバウンド好調で3.7%増の1622億円

2018年05月02日 17:30 / 決算

京王電鉄が4月27日に発表した2018年3月期決算によると、流通業の売上高は1622億3500万円(3.7%増)、営業利益41億1300万円(6.3%減)となった。

百貨店業では、インバウンド売上の好調などにより増収となった。ストア業では、新規・改装店舗が寄与したことなどにより増収となった。営業利益はストア業とショッピングセンター事業で開業に伴う費用が増加したことなどにより減収となった。

ショッピングセンター事業では、「調布らしいちょっとステキな生活」をコンセプトに商業施設「トリエ京王調布」をオープンした。

<トリエ京王調布>
トリエ京王調布

同施設は、調布の新たなランドマークとして開業し、シネマコンプレックスや家電量販店を含む72店が出店した。「京王府中ショッピングセンター」では、2階コンコースの一部を店舗化するなど1階と2階のリニューアルを進めた。

「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」では、1階の京王ストアなどで購入した食材や飲み物を持ち込めるなど、手軽にバーベキューを楽しめる施設をA館屋上にオープンした。

百貨店業では、「京王百貨店」新宿店において、「食にこだわる大人へ、毎日の楽しさ・しあわせの提案」をコンセプトに、中地階の食品フロアを改装した。

「キラリナ京王吉祥寺」と「トリエ京王調布」において、EC(電子商取引)の活用や新宿店との連携により、店頭の商品以外でも取り寄せて購入できる、新たな機能を持ったサテライト店をそれぞれオープンした。

ストア業では、「京王ストア」多摩センター店をオープンしたほか、府中店を移転オープンした。「京王ストアエクスプレス」調布店、明大前店をそれぞれオープンした。

「京王パスポートカード」では、お客の利便性向上をはかるため、京王グループ共通ポイントが1ポイントから利用できるサービスを開始したほか、「京王ライナー」運行開始を記念した限定デザインカードを発行し、新規会員の獲得に努めた。

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