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日本マクドナルドHD/12月期営業利益2.1%減、為替変動や原材料高が響く

2023年02月09日 10:30 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが2月8日に発表した2022年12月期決算によると、売上高3523億円(前年同期比10.9%増)、営業利益338億700万円(2.1%減)、経常利益328億1300万円(2.4%減)、親会社に帰属する当期利益199億3700万円(16.7%減)となった。

<メニューイメージ>
メニューイメージ

既存店売上高は2015年第4四半期から2022年第4四半期まで29四半期連続でプラス。既存店売上高は8.9%の増加となり、1店舗当たりの平均月商は上場以来最高を更新した。

売上高が増加する一方で、急激な為替変動や原材料価格の高騰により、利益面では減益を計上した。

メニュー面では、期間限定商品としては、「てりたま」「月見バーガー」「グラコロ」を販売。また、平日のランチタイムのお得なセットメニューを、お得な価格はそのままに、より親しみやすい「ひるまック」として名称をリニューアルしたほか、手軽にさまざま商品を選べる「ちょいマック」を継続している。

今後の成長に向けて、移転を含む新規出店や改装、リビルドに積極的に投資を行っていくことで、より顧客や地域のニーズに合った店舗ポートフォリオへの進化を実現する。キッチンの製造能力強化、ドライブスルーレーンの増設、デリバリーサービスの最適化などを図る。

店舗数は、新規出店78店舗、閉店53店舗となり、2022年12月末の店舗数は2967店舗。

デリバリーが成長しており、マクドナルドのクルーが配送するマックデリバリーサービス(MDS)、Uber Eats、出前館などとの提携により、2022年12月末時点で、デリバリー実施店舗数はそれぞれMDS967店舗、Uber Eats1905店舗、出前館1932店舗を合わせて、合計で全国2200店舗となっている。

次期は、売上高3740億円(6.2%増)、営業利益350億円(3.5%増)、経常利益335億円(2.1%増)、親会社に帰属する当期利益210億円(5.3%増)を見込んでいる。

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