F&LC 決算/10~6月増収増益、新規向けコラボや「デジロー」推進

2024年08月02日 16:22 / 決算

FOOD & LIFE COMPANIESが8月2日に発表した2024年9月期第3四半期決算によると、売上収益2646億6700万円(前年同期比20.9%増)、営業利益173億4100万円(118.6%増)、税引前利益163億8700万円(127.5%増)、親会社に帰属する当期利益103億7100万円(82.8%増)となった。

国内スシロー事業の売上収益は1755億7000万円(17.3%増)、セグメント利益は103億9900万円(280.9%増)。

GO!スシロー40周年「一緒に行こか、回転すしの一歩先へ」をテーマに、感謝の想いを還元できるようなフェアと新規顧客獲得に向けたIPコラボを積極的に実施した。

2023年9月より新たな取り組みとして3店舗に「デジタルスシロービジョン」、通称「デジロー」を導入し、トライアル運用を実施した結果、客数、客単価、顧客満足度等に向上効果が確認。新たに16店舗への導入を今期末までに完了する計画を進めている。

海外スシロー事業の売上収益は659億5400万円(40.5%増)、セグメント利益は50億7700万円(23.0%増)。

中国大陸では経済低迷の影響を踏まえ厳選出店に切り替え8店舗(天津含む)、その他アジア地域では順調に拡大を継続。4月には、北米にも「その他ブランド」で1店舗オープンしている。5月には中国大陸の天津にオープンし、開店直後1カ月先までの予約が埋まるなど順調な滑り出しとなった。

その他の地域では、台湾4店舗、香港4店舗、シンガポール1店舗、タイ8店舗、インドネシア2店舗と、新規出店を順調に継続している。

京樽事業の売上収益は181億4100万円(1.5%減)、セグメント損失は9000万円(前年同期セグメント損失5億6600万円)。

不採算店舗を戦略的に閉店し厳選出店に切り替えることで、収益性の改善に努めるとともに、毎回の買物がより楽しくなる販促や、ECサイトでの冷凍寿司や常温寿司の販売を継続的に実施した。第3四半期会計期間では、穴子が倍量の穴子鮨など、お値打ち感のある商品や、父の日商品「欲張り繕」等を展開している。

みさきブランドでは、月替わり・週替わりキャンペーンを継続的に実施することで、より安定して収益性を確保できるブランドとしての成長を続けている。4月には、みさきブランドで従来から顧客の好評を得ている赤シャリの江戸前寿司を販売するテークアウト専門店「持ち帰り寿司みさき」をオープンした。

通期は、売上収益3600億円(19.3%増)、営業利益220億円(100.0%増)、親会社に帰属する当期利益130億円(64.6%増)を見込んでいる。

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