ベルーナ 決算/4~12月増収増益、国内外のホテル事業が好調

2025年01月31日 17:38 / 決算

ベルーナが1月31日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高1586億4700万円(前年同期比1.5%増)、営業利益73億4100万円(28.2%増)、経常利益87億600万円(25.6%増)、親会社に帰属する当期利益53億5400万円(5.4%増)となった。

ベルーナ

国内外のホテルが好調なプロパティ事業が増収増益に寄与した。

プロパティ事業の売上高は263億5100万円(16.7%増)、セグメント利益は41億4100万円(68.2%増)。国内ホテル事業は、インバウンド需要や国内旅行需要が増加したことなどにより増収増益だった。

化粧品健康食品事業の売上高は100億4500万円(9.0%減)、セグメント利益は1億4400万円(78.6%減)。新規購入者の定期コースの継続率が伸び悩み、定期コースの売り上げが前年同期と比べ減少、減収減益となっている。

グルメ事業の売上高は252億1800万円(0.2%減)、セグメント利益は11億400万円(5.8%増)。サービスレベル向上のためにシステムを刷新したことにより電算費が上昇。一方、媒体発行数など広告宣伝費の見直しや商品価格の見直しなどによる出荷単価の上昇により、売り上げに対する経費比率が改善したため減収増益となった。

ナース関連事業の売上高は95億400万円(3.0%減)、セグメント利益は3億4400万円(23.4%減)。円安の進行や原材料・資材の高止まりを受け仕入れ原価が上昇し、低調だった。

呉服関連事業の売上高は141億6900万円(3.7%減)、セグメント損失は10億5500万円(前年同期は7億4900万円のセグメント損失)。

不採算店舗の閉店による売り上げの減少や稼働顧客数の減少、既存店舗における新規顧客の獲得数が計画未達であったことなどにより減収減益を計上している。

アパレル・雑貨事業の592億8000万円(0.7%増)、セグメント損失は942万円(前年同期は15億3900万円のセグメント損失)。新規顧客の獲得数が前年同期と比べ増加したことなどにより増収増益だった。

データベース活用事業の売上高は128億2200万円(3.1%増)、セグメント利益は39億3900万円(3.9%増)。

封入・同送サービス事業は、アパレル・雑貨通販事業における媒体発行数が減少したものの、既存クライアントへの営業強化が功を奏した。ファイナンス事業は、新規顧客が前年同期と比べ効率的に獲得できたことにより貸付残高が堅調に推移した。

通期は、売上高2170億円(4.2%増)、営業利益115億円(17.5%増)、経常利益125億円(5.6%増)、親会社に帰属する当期利益80億円(37.0%増)を見込んでいる。

ベルーナ/11月のアパレル・雑貨1%増の85億5100万円

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