アインHD 決算/5~1月営業利益12.2%減、人件費増が響く
2025年03月11日 10:43 / 決算
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アインホールディングスが3月10日に発表した2025年4月期第3四半期決算によると、売上高3368億3400万円(前年同期比13.7%増)、営業利益125億5400万円(12.2%減)、経常利益136億1900万円(9.5%減)、親会社に帰属する当期利益73億5700万円(15.7%減)となった。
売り上げ面は、各事業の既存店、前期出店の伸長、今期グループ入りしたFrancfrancが寄与し、増収を計上している。
利益面は、ファーマシー事業の調剤報酬改定、労務費の増加で減益となっている。
ファーマシー事業は、高額医薬品の処方により処方箋単価が上昇した。
かかりつけ薬剤師・薬局としての機能強化や待ち時間短縮などの患者サービス向上に加え、2024年11月より全国的に流行したインフルエンザにより処方箋枚数も増加した。
店舗面では、グループ全体で合計41店舗を出店し、17店舗を閉店、11店舗を事業譲渡したことで、グループにおける薬局総数は1244店舗となっている。
リテール事業は、今期グループ入りしたFrancfrancが売り上げ増に寄与。アインズ&トルペの既存店、前期出店の客数・客単価が堅調に推移した。
店舗面では、アインズ&トルペとして8店舗を出店し、2店舗を閉店したことにより、店舗数は87店舗となった。また、Francfrancは161店舗がグループ入り後3店舗を出店し、1店舗を閉店したことにより、店舗数は163店舗となり、リテール事業における店舗総数は250店舗となっている。
通期は、売上高4535億円(13.4%増)、営業利益193億6000万円(5.2%減)、経常利益200億円(6.4%減)、親会社に帰属する当期利益100億円(12.3%減)を見込んでいる。
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