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プレナス/2009年2月期の売上高3.3%減、経常利益47.8%減

2009年04月19日 / 決算

ほっともっとを展開するプレナスが4月17日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は1198億円(前年同期比3.3%減)、営業利益56億6000万円(48.7%減)、経常利益61億2300万円(47.8%減)、当期利益31億7700万円(39.4%減)の減収減益となった。

グループの店舗展開は、出店348店舗、退店298店舗(同社から離脱した加盟店237店舗を含む)、改装・移転70店舗となり、期末店舗数は2447店舗(50店舗増)となった。なお、パートナーチェーン制度による直営店の移管を引き続き積極的に推進し、363店舗増の595店舗となった。

主力の持ち帰り弁当事業は、5月15日に新ブランド「ほっともっと」を創設、営業を開始した。新ブランドへの移行にあたり認知度の迅速化のため、テレビCMなどの広告宣伝活動を展開。来店を促すクーポンキャンペーンを全国一斉に実施した。その結果、認知度は速やかに高まり、新ブランド移行後の既存店売上高は順調に推移したという。

新規エリアの開拓では、関西、中国・四国地区などを中心に積極的な進出を図ると共に、地区本部を新たに設置した。また、離脱した店舗が所在する商圏も、マーケットシェアの早急回復のため積極的な出店を行っている。同期の店舗展開は出店332店舗、退店288店舗(当社から離脱した加盟店237店舗を含む)、改装・移転56店舗となり、期末店舗数は2276店舗(44店舗増)。

パートナーチェーン制度による直営店の移管を積極的に推進した結果、363店舗増加し595店舗となった。売上高は1026億100万円(5.2%減)となり、営業利益は、新ブランドへの移行に伴う広告宣伝・販売促進費や、設備費など出店に伴い発生したコストなどの影響で51億7500万円(51.7%減)となった。

定食事業は、来店客へのサービス向上に努め、季節感のある商品の積極的な投入や個店の状況に応じた販売促進活動に注力し既存店売上高が前期実績を上回った。店舗展開では、出店を16店舗行い10店舗を退店。期末店舗数は6店舗増の152店舗となった。また14店舗で改装・移転を実施。並行して前期に引き続き出店エリアの拡大に努めた。売上高は146億2400万円(9.5%増)、営業利益は6億9000万円(4.0%減)。

次期は個店の店頭売上高向上、パートナーチェーン制度の店舗の地域密着化などで売上高1273億万円(7.6%増)、営業利益69億7000万円(21.4%増)、経常利益73億1000万円(20.1%増)、当期利益40億5000万円(25.8%増)の見通し。

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