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鈴丹/販管費削減効果などで増益、当期利益118%増

2008年10月06日 / 決算

鈴丹が10月2日に発表した2009年2月期中間決算によると、売上高は99億4800万円(前年同期比5.0%減)、営業利益2億200万円(49.6%増)、経常利益2億100万円(20.3%増)、当期利益1億6100万円(118.4%増)と、売上高は振るわなかったものの販売費・管理費の削減効果などにより、利益面が大幅に改善した。

部門別の動向では、レディス小売部門で春はワンピースやショートパンツ、初夏~夏はァカットソーや水着が好調に推移。一方で、ゴールデンウィーク後の品揃えの切替対応の遅れや天候不順に祟られ既存店売上高伸び率は5.9%減と減少した。出退店状況では、Peakイーラde沼津店など6店舗を新規出店する一方、3店舗を改装・改修し、5店舗を閉店。同期の累計店舗数は281店舗となり前年同期比で1店舗減少した。売上高は94億1200万円(4.5%減)で推移した。

メンズ小売部門では、ボトムスやベルト、バッグが落ち込み、既存店売上高伸び率は4.2%減とレディス小売部門同様に減少した。出退店状況では、Rseek天神コア店1店舗を新規出店し1店舗を退店した結果累計店舗数は18店舗となった。売上高は5億3400万円(13.6%減)と落ち込みがより激しかった。反面、衣料卸売部門は好調で、グループ企業外に対する卸売高は100万円(73.5%増)と大幅増を記録した。

通期見通しでは、9店舗を新規出店し通期の累計出店数16店舗を計画。予想売上高は201億2000万円(1.5%減)、営業利益6億1000万円(417.8%増)、経常利益6億1000万円(334.6%増)、当期純利益2億5000万円(前年度は当期損失2億5000万円)と、引き続き利益面で大幅な増益を見込む。

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