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コンビニ調理品の購入/「コーヒー系飲料」増加傾向「おでん」減少傾向

2020年01月31日 15:20 / 商品

伊藤忠商事グループのマイボイスコムは1月21日、第8回「コンビニ調理品に関するアンケート調査」を発表した。

調査によると、コンビニ調理品の購入経験者は9割弱、購入頻度は「年に数回程度」がボリュームゾーン。週1回以上の購入者は2割、男性や若年層で比率が高くなった。

直近1年間に購入したコンビニ調理品は(複数回答)、「中華まん」「コーヒー系飲料(店頭でのセルフサービス)」が購入経験者の4割前後となった。過去調査と比べて、「コーヒー系飲料」は増加傾向、「おでん」は減少傾向だった。

主に調理品を購入するコンビニ別にみると、セイコーマートでは「おにぎり(店内で調理)」「お弁当(店内で調理)」が上位2位。ローソンでは「から揚げ」、デイリーヤマザキでは「菓子パン・調理パン(店内で調理)」、ミニストップでは「ソフトクリーム・パフェ、カキ氷などのデザート系」が1位となった。

<直近1年間に購入したコンビニ調理品>
直近1年間に購入したコンビニ調理品

コンビニ調理品を購入する場面は(複数回答)、「ちょっとおなかがすいたとき」「温かいもの、冷たいものが食べたい」「すぐ食べたい」「食事代わり」が購入経験者の3割前後、「食事のおかず・一品追加したい」「出来立てのものを食べたい」が各2割弱。「ちょっとおなかがすいたとき」は、女性10~30代で比率が高くなった。

コンビニ調理品購入時の重視点は(複数回答)、「味」「価格」が購入経験者の6割前後、「分量、サイズ」が3割強。以下、「品ぞろえ」「手で持って食べやすい・飲みやすい」「待ち時間の短さ」「衛生面」「注文のしやすさ」「原材料」が10%台で続いた。

調理品が最もおいしいと思うコンビニエンスストアは、「セブンイレブン」が34.6%でトップ、「ローソン」が10.7%、「ファミリーマート」が8.3%。「わからない」が4割弱だった。北海道では、「セイコーマート」が2位となった。

<増税でイートインスペースの利用頻度が変化したか>
増税でイートインスペースの利用頻度が変化したか

2019年10月1日の消費税改定前後で、コンビニエンスストアのイートインスペースの利用頻度が変化したかを聞いたところ、「改定前より利用頻度が増えた」は1.0%、「改定前より利用頻度が減った」は7.4%となった。直近1年間にイートインスペースを利用した人(4割弱)に占める比率は、「改定前より利用頻度が増えた」が約3%、「改定前より利用頻度が減った」が2割弱、「消費税改定前後で、変化はない」が6割強となった。

気に入っているコンビニ調理品について、全4200件の声を集めた。男性では、「コンビニにある、大きなフランクフルトが好きです。マスタードとケチャップがついてくるので、ジャンクな味が食べたいと思った時に購入しています」(男性32歳)、「ローソンのおでん。ダシが一番おいしいと思います」(男性36歳)、「ミニストップのXフライドポテトが、サクサクで好きです」(男性35歳)、「ファミチキ本格的なお店のような味で食べごたえがあった」(男性41歳)といった声があった。

女性では、「中華まんはコンビニの定番という感じで食べたくなるとまずコンビニを思い出す」(女性21歳)、「セブンイレブンカレーまんのラクレット入りが美味しい」(女性39歳)、「ミニストップのパフェ、ソフトクリームは遠くてもわざわざ買いに行くだけのおいしさがある。氷イチゴなどはフルーツを凍らせてスライスするというほかのコンビニではなかなかできない素材を生かしたアイデアですごいと思う」(女性48歳)、「セブンイレブンのコロッケが一番おいしい。コンビニだけでなく、スーパー含めても一番おいしいと思う」(女性60歳)といった声が上がった。

調査は2019年12月1日~5日にインターネットで実施、1万187件の回答を集めた。

■第8回「コンビニ調理品に関するアンケート調査」
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=25704

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