食品主要195社/2月の食品値上げは1626品目、最多は加工食品の643品目
2024年01月31日 17:18 / 商品
帝国データバンクが1月31日に発表した「食品主要195社の価格改定動向調査」によると、2月は1626品目が値上げされることがわかった。
値上げ1回あたりの平均値上げ率は月平均14%となった。単月の値上げ品目数としては、2023年10月以来4カ月ぶりに1000品目を上回った。ただ、前年同月の5639品目に比べると7割減だった。
2024年通年の値上げ品目数は5月までの累計で4556品目判明し、年間の平均値上げ率は17%に達している。
2024年2月の値上げは、パスタソースなどパウチ常温食品を中心とした「加工食品」(643品目)が全食品分野で最も多かった。「調味料」(545品目)は、削り節などのだし製品やケチャップなどトマト加工品が中心だった。「酒類・飲料」(166品目)も、トマトジュースなどトマト加工品で多く、世界的な猛暑による不作など「トマトショック」が価格にも影響したという。
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