ローソン/新PB「3つ星ローソン」開始、タイパ・コスパ・プチぜいたくに対応

2025年03月27日 16:26 / 商品

ローソンは今春から、プライベートブランド(以下:PB)を刷新、新PB「3つ星ローソン」を開始する。

<新PB「3つ星ローソン」>
新PB「3つ星ローソン」

「L basic(エル ベーシック)」、「L marche(エル マルシェ)」やデイリー系商品、店内調理商品など、現行PBの約95%にあたる約1000アイテムを「3つ星ローソン」のブランド名に統一するもの。

6月までに弁当・調理パン・デリカなどデイリー系商品を切り替え、10月までに日配食品・冷凍食品・日用品などドライ系商品を新PBにリニューアルする。

<友永統括部長、藤井商品本部長>
友永統括部長、藤井商品本部長

藤井均 商品本部長は「当社の商品戦略の基本は日常使いの定番商品の強化と、新規顧客開拓のためのチャレンジ商品の2軸だ。25年度はさらに、新PB活用により、お客様に長くお付き合いいただけるようトライアルに加え、リピートを拡大したい」と意気込みを語った。

新PBの最大の特長は「わかりやすいパッケージデザイン」。

商品名は見やすい大きさと濃さの文字に変える。パッケージカラーは商品に合わせ、味を想起させる色使いで、識別しやすい色を使用する。

アレルゲン表示記載に関しては、パッケージ前面での記載に変更する。

<わかりやすいパッケージを目指した>
わかりやすいパッケージを目指した

友永伸宏 統括部長(デイリー担当)は、「近年、生活者の消費行動はタイパを重視している。買い物にも時間をかけたくないという意識から購入商品を決定する際には、わかりやすいパッケージデザインであることが求められている」と話す。

従来のローソンPBは「20近いブランドが乱立しており、今回お客様に伝えたいブランドに絞り込んだ。ストアブランドの3つ星ローソンの下にカテゴリーブランドであるからあげクン、まちかど厨房、MACHI cafe、Uchi Cafeを残す。また、現在50アイテムほどあるナチュラルローソンPBは、独立ブランドとしてさらに尖らせる方針だ」という(藤井氏)。

<3つ星ローソンブランドの全体像>
3つ星ローソンブランドの全体像

PBの商品ラインアップは、まちかど厨房のでき立て弁当、MACHI cafeなど店内調理商品、プチぜいたくニーズに対応したプレミアム、スタンダード商品がそろう。

<カテゴリーごとに色を使い分けている>
カテゴリーごとに色を使い分けている

スタンダード商品はレンジで温めないデイリー・ドライ商品はロイヤルブルー、レンジアップする商品はオレンジ、サラダなどはグリーン、スイーツはシャンパンゴールド、ベーカリーはブラウンなどに分けられている。

PBのわかりやすさ、認知度をあげることが狙いだ。

<プレミアム商品もラインアップ>
プレミアム商品もラインアップ

商品は仕様の工夫でタイパ、コスパニーズに応えた商品、専門店品質でありながらコンビニ価格で購入できるおにぎり・スイーツなどを順次発売していく。

4月15日から具材をなくすことでスープや麺のおいしさを追求し価格を抑えた「コスパ」商品「スープ激うま!激辛味噌ラーメン」(税込み238円)を発売。また、4月1日ながら食べで丼物が味わえる「具!おにぎり まるでまぐろたたき丼とろたく風」(354円)などのタイパ商品も登場する。

<「和楽紅屋」とコラボ>
「和楽紅屋」とコラボ

そのほか、4月には、自分へのごほうび・プチぜいたく需要に応え、辻口博啓パティシエが手掛ける和スイーツ「和楽紅屋」とコラボしたキャラメルサンドが登場する。専門店品質でありながら、300円台とコンビニ価格で購入できることで、「おいしさを追求しながらも、想定より安い価格で購入できる驚き、コスパの良さを提供する」という(藤井氏)。

取材・執筆 鹿野島智子

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