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セブン-イレブン/「ネットコンビニ」で平均日販2万円の拡大を目指す

セブン-イレブン・ジャパンは5月10日、北海道の札幌・小樽地区で実証実験を開始した「セブンーイレブン ネットコンビニ」の目標値として、1店あたり1日10件の受注、客単価2000円、平均日販で2万円の拡大を目指す方針を発表した。

<セブン-イレブン>
セブン-イレブン

同日、都内の本社で開催した「セブンーイレブン ネットコンビニ」説明会で、古屋一樹社長が明らかにした。

2017年10月から、北海道の札幌・小樽地区の15店で実証実験を開始し、現在札幌地区の25店に実験店舗を拡大している。

古屋社長は、「当初の15店は、店頭ポスターのみの告知で大きな告知は行っていない。現在、1日あたり3件の受注で5000円程度の売上となっている。目標値は1店あたり1日10件の受注、客単価2000円、平均日販で2万円で、これは実現できると思うし、もっと拡大していくだろう」と語った。

<古屋社長>
古屋社長

10月23日から3月31日までのネットコンビニの利用状況分析によると、利用者の男女比率は女性67%、男性33%となった。

年齢別では、30歳未満14%、30歳以上23%、40歳以上33%、50歳以上21%、60歳以上9%で、有職主婦の利用が多かった。

11時~19時までのお届け時間帯別件数では、19時の配送が最も多く、夕食での活用が多いことがうかがえるという。

注文締切時間は、当初は17時までとしていたが、夜間のサイトへのアクセスが多いため、24時間受注できる体制に変更した。現在、夜間の時間帯の受注が増えているという。

10月23日~3月30日までの、注文アイテム総計1645アイテムの注文数量構成比では、ソフトドリンクが20%以上となりトップで、天然水2Lが好調だった。

おにぎり・お寿司、惣菜、牛乳・乳飲料もそれぞれ5%を超える構成比で、セブンプレミアムの惣菜、牛乳1Lが好調だった。

以下、洋酒・ワイン・雑酒、野菜・果物・肉・魚、チョコレート・菓子、冷凍食品、スイーツ、インスタント食品、お弁当・御飯、サンドイッチ・バーガー、菓子パン・惣菜パン、麺・パスタ、スナック菓子、ビール、紙・生理用品が続いた。

冷凍食品やトイレットペーパーも支持を得ており、最寄品が継続利用される傾向がある。

ネットコンビニを利用しよと思ったきっかけは、「セブン-イレブンの商品を購入したい」「天候が悪くて外出できない」「水やお米(重たい荷物)」を購入したいという声があった。

利用目的では、お昼ごはんや夜ごはんを購入したいというお客もいた。

1時間ごとで配送の時間指定ができる点、注文から2時間で届けてくれる点が、サービスの良い点として挙げられた。当日配送を希望する注文が多いため、再配達はほとんど発生していないという。

<新居統括マネジャー>
新居統括マネジャー

ネットコンビニを担当するオペレーション本部デジタル戦略部の新居義典統括マネジャーは、「現在、注文日から6日先までの配送予約が可能だが、利用者のほとんどは当日配送を希望しているため、受注システムを簡素化するため、受注期間の短縮も検討している」という。

セブンーイレブン ネットコンビニの取り組みは、2014年8月に広島地区5店舗でセブンミールの商品をセイノーホールディングスの子会社ココネットで配送する実験にさかのぼる。

2015年8月に広島市内の35店に実験店舗を拡大し、セブンミールの商品のほか、カタログによる電話注文で店頭商品を販売する取り組みを開始した。

2017年4月には、お届けサービスを全国拡大するため、セイノーホールディングスと業務提携し、セブン-イレブンのお届けサービスの専門会社として、セイノーHDの100%子会社GENie(ジーニー)を設立した。

ジーニーは、一定エリアのセブン‐イレブン加盟店に対して、「ハーティスト」と呼ばれる配送員が担当し、各店舗のお届けサービスや御用聞きを行う。

「ハーティスト」の運用費用は当面の間、一部費用をセブン‐イレブン本部で負担するが、加盟店が負担する枠組みを採用している。

2017年10月に、簡易にスマホで注文できる仕組みを構築し、北海道で実験を開始した。

新居統括マネジャーは、「人口密度が低く、冬の天候が厳しい北海道からネットコンビニを成功させ、全国に拡大したい」と述べた。

ハーティストは、自宅の近くの配送を担っており70%以上が女性で、セイノーHDによると、全国展開をしても採用に問題はないという。

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