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伊藤忠食品/食品特化の仕入・販売BtoBサイト「Foodlive」飲食店に拡大

2019年06月12日 15:00 / EC

伊藤忠食品は6月12日、自社が運営する食品に特化した仕入・販売のECマーケットプレイス「Foodlive(フードライブ)」を本格展開し、飲食店の利用者拡大を本格化することを明らかにした。

<フードライブの仕組み>
フードライブの仕組み

取引先を探しているメーカーや卸などのサプライヤーとバイヤーをつなぐBtoBマッチングサイトで、販路の開拓をしたいサプライヤーと良い商品を仕入れたいバイヤーのニーズに応える。

2018年8月にサービスを開始し、これまではECサイトのバイヤーを中心に販路を拡大していた。

今回、商談ルートが確立していないECサイトのほか、仕入れルートの開拓に悩む飲食店を開拓することで、フードライブの利用拡大を促す。

伊藤忠食品は商流には介在しない仕組みで、初期費用、出店・出品費用、月額基本料はすべて無料とした。完全成約報酬制で、伊藤忠食品はサービス利用料として取引金額の4%を徴収する。

これまでの利用実績では、地方食材、流通量が少ない希少野菜、ジビエ、米、野菜加工品などで取引実績を上げている。

フードライブは、審査を通過した信用ある会員のみが利用でき、24時間365日、仕入れ・販売ができる。

成約時の手数料負担のみのため、利用コストを最小化することができる。

<決済も一括管理>
決済も一括管理

BtoB決済サービスを備えているため、サプライヤーへの支払い、取引先企業への請求・回収といった業務もフードライブが担う。

通常の仕入・販売取引のほか、仕入れ先が消費者に販売する場合は、消費者直送取引のドロップシッピング(BtoBtoC)にも対応している。

現在の会員数は非公表だが、2019年度は5倍の会員数を目標としている。最終的には、伊藤忠食品の全取引先である4000社の利用を目指す。

6月からは、大手の飲食店の口コミサイトと連携して、飲食店に向けてフードライブの利用をPRする。

ECリテーラー、飲食店のほか、食材を利用するホテルやプロテインなど食品も販売するフィットネスクラブなど、食品を販売するが、明確な商談窓口がないサービス業にも利用を拡大したいという。

メーカーの過剰在庫、季節商品、廃盤商品のほか、商慣習である3分の1ルールによって発生した不良在庫の取引に活用することもできるため、食品ロス削減にも活用できる。

現在、「フードロスをゼロに」をテーマにした専用ページを設置しており、メーカーや卸売業の過剰在庫の販売も行っている。

■フードライブ
https://food-live.jp/mp

■問い合わせ
Foodlive運営事務局(平日9時30分~17時)
info@food-live.jp

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