流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





農水省/小売関係団体に店舗での感染拡大予防で要請

2020年04月07日 17:50 / 行政

農林水産省は4月6日、小売関係団体宛てに、「新型コロナウィルス感染症に伴う店舗での感染拡大予防の取組について(お願い)」を発信した。

3月下旬以降、各地方自治体から出された外出自粛等の要請を受け、スーパーマーケットなどで消費者による買い増しが発生していることに対し、政府からも流通関係団体に対し円滑な供給を要請するとともに、消費者に対しては、関係省庁のホームページやSNSを通じて、情報発信し、冷静な購買行動を呼びかけてきた。

小売業の協力や消費者の理解もあり、これまで欠品が数日にわたり続くような大きな混乱はみられないところだが、今後も通常の来店客数を大幅に超え、人が密集するような状況となることが想定されるので、店舗において換気の悪い密閉空間、人の密集、近距離での会話といった3つの条件が重ならないように努めるようお願いをしている。

消費者に対しては、「食料品は、十分な供給量を確保していることから、安心して落ち着いた購買行動(普段どおりの買物)のお願い」「買物をするときは、感染予防に加え、他の方に感染させない気遣いのお願い」「お店によっては買物の仕方などを制限する場合があることについての理解していただくようお願い」「買物の際の咳エチケットや来店前、帰宅後の手洗いなどのお願い」を呼びかけるようにお願いしている。

3つの密が重ならないための対応の検討では、通常の来店客数を大幅に超え、人が密集するような状況となった場合には、冷静な購買行動を呼びかけることに加えて、店舗において換気の悪い密閉空間、人の密集、近距離での会話といった3つの条件が重ならないように努めることが重要だと指摘する。

その上で、店舗の立地条件、人員確保の状況などに応じた対応の検討を求めている。

具体的には、「食料品は十分な供給量が確保されていることから、体調が優れない方への来店自粛のお願い」「店舗への入店やレジを待つ際に会話を控えることのお願い」「スペースが確保できる店舗における、入店の入替制や入店やレジを待つ際の適切な距離の確保のための誘導」などの対策をお願いしている。

新型コロナウィルス感染症に伴う店舗での感染拡大予防の取組について(お願い)

関連記事

行政 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧