ネットスーパー/利用率は11.4%も、全年代で3割が利用したい
2019年07月19日 15:40 / IT・システム
博報堂生活総合研究所は7月16日、「消費1万人調査」の調査結果第2弾を発表した。第2弾は「サービス利用実態・意向」編で、近年登場した消費・買い物周りのサービスについて、「現在利用している」「今後利用したい」の回答結果をまとめた。
調査では、個人間取引や中古品売買の増加、所有せずに定額で利用するサービスの登場など、消費環境が大きく変化するなかで、生活者の買い物・消費に関する価値観や行動がどう変わったのか、全国の15~69歳の男女1万人に対して聴取しました。
「ネットスーパー」の利用実態を調査したところ、利用率は11.4%にとどまるものの、今後の利用意向では調査対象の10~60代すべての年代で3割台となっており、利用の広がりが予想される。利用意向と利用率の差をみると、「ネットスーパー」21.6ポイントに次いで、「インターネット上の家計簿サービスやアプリ」が15.4ポイント、「フリマアプリ(出品・販売)」が14.3ポイントと伸びが大きくなった。
年代別の特徴では、「フリマアプリ(購入)(出品・販売)」や「インターネット上の家計簿サービスやアプリ」、「音楽や動画などのサブスクリプションサービス」、「スマホゲームへの課金」などの新しいサービスは、若い人ほど利用率・利用意向ともに高い傾向となった。
「フリマアプリ(購入)(出品・販売)」は、10~30代で利用率が約3~4割となり、利用意向では4割を上回った。特に10代では、購入の利用意向が58.6%、出品・販売の利用意向が55.9%と、それぞれ過半数になった。「音楽や動画などのサブスクリプションサービス」は、10~20代では2割以上が「現在利用している」と回答しており、利用意向でも4割弱と高くなった。今後10~20代を中心に、利用が広がりそうだ。
男女別の特徴では、男性は「ネットオークション」、女性は「フリマアプリ」の利用率・利用意向が高いことが分かった。男性では、「インターネットオークション(購入)」の利用率・利用意向が女性より約14ポイント高くなった。「インターネットオークション(販売)」も同様に、利用意向が女性よりも高かった。
一方女性では、「フリマアプリ(購入)」の利用率が男性より6.4ポイント高い25.4%、利用意向も5.1ポイント高い35.3%となった。また「フリマアプリ(出品・販売)」は利用率が21.7%、利用意向が35.8%と男性よりそれぞれ約7ポイント高くなっており、男女で傾向の違いがみられた。
■博報堂生活総合研究所「消費1万人調査」調査結果
第2弾 「サービス利用実態・意向」編
https://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/59121
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