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ローソン/来年レジ無実験店舗「ローソンゴー」出店

2019年11月12日 17:00 / IT・システム

ローソンは11月12日、加盟店支援策を検討する一環として、来年中を目途にレジ無実験店舗「ローソンゴー」をオープンすることを明らかにした。

<竹増社長>
竹増社長

竹増貞信社長が同日、経済産業省で実施された第1回「コンビニ本部ヒアリング」で明らかにした。竹増社長は、「店舗運営でレジ業務が大きな負担となっている。そのため、画像認識AIによる商品認識や決済などを活用した、レジ無実験店舗『ローソンゴー』を来年中を目途に出店する計画だ」と述べた。

東京オリンピックを目途に実証実験に取り組むもの。レジ無しの24時間営業店舗を出店するもので、商品を手に取って、店舗を退店するだけで会計が完結する仕組みを想定している。

具体的に、顔認証システムを活用するのか、静脈認証システムを活用するのか、アプリケーションを活用するのかは、まだ、検討中となっている。

コンビニ本部ヒアリング後の記者会見で、竹増社長は、「当社は無人店舗を目指しているわけではない。あくまで省人化を進める一環として、レジ無店舗の実験を進める。多くの加盟店は無人店舗を望んでいない。自分の街を良くするために、ローソンに加盟してくれているオーナーも多く、店に立ち立って接客したい人もいる。明るく、温かみがあって、お客様がより便利に利用できる店舗を目指していきたい」とローソンゴー出店の狙いを説明した。

また、デジタルで無人店舗にした場合の課題として、「たばこ、酒や薬の販売が難しい点がある。規制緩和が必要な部分であり、たぼこ、酒はない形で実験がスタートすると思う」と述べ、省人化店舗で充実した商品を提供するための規制緩和の必要性を指摘した。

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