マクドナルド/店舗の温度計測・衛生管理をデジタル化
2020年10月01日 13:30 / IT・システム
日本マクドナルドは10月1日、毎日店舗で行っている温度計測・衛生管理を、「紙」ベースからより正確で効率的なタブレット端末を使用した「デジタル」での実施に順次移行すると発表した。
マクドナルドが実施してきた従来のフードセーフティの記録は、すべての項目を人が目視で確認し、手書きで記入していたが、さらに食の安全・安心を強化するために、独自に開発した新しいデジタルフードセーフティシステムを導入するもの。
HACCP(国際的な衛生管理手法)の重要管理点に関わる食品の温度計測から、一般衛生管理におよぶ清潔な厨房環境の維持、調理手順、従業員の行動の確認など、多岐に渡るチェックポイントを直感的、かつ簡単に操作できるタブレット端末、Bluetooth対応温度計を導入。効率的かつ正確に実施する。
システムへの登録により、未入力項目やエラー項目があった場合はアラート通知されるので、すぐに入力・修正が可能。また、入力されたデータは入力端末以外にも、複数店舗を管理するオペレーションコンサルタントなどが外部からでも閲覧可能となり、データを事前に確認・分析し、より効果的なアドバイスができるようになる。
食品安全に欠かせないビーフパティの内部温度などの重要なデータは、Bluetooth付きのデジタル温度計を導入することで、確実な記録を保持できる。エラーになった時は改善プロセスを誘導することで、全ての時間帯で安定した食品管理を目指す。
入力されたデータは一元集約されるため、過去データと比較した改善プランの策定、全社データとして全体の把握、長期的な改善プランの策定にも役立つという。
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