クオールHD/デジタルAI推進室を新設
2020年10月01日 13:25 / 経営
クオールホールディングスは9月30日、デジタルAI推進室を新設すると発表した。
高齢者の急速な増加の中で、医療・福祉などの問題に対応することが喫緊の課題となっている。加えて、高齢化に伴い慢性疾患が増加し、かつてない規模で医療費の増大がみられ、医療業界においては、より良い医療サービスを限られた資源の中で提供できるよう努めている状況がある。
また、医療費が増大し続けると、国の財政を圧迫し保険料の引き上げなどによって国民の負担が増えることも懸念されている。
政府は「デジタル改革関連法案準備室」を設置し、各省庁のデジタル化を進め始めている。医療においてもデジタル化を推進し、医療従事者の負担軽減、医療現場業務の効率化につなげることが期待されている。
このような超高齢社会の到来の中で、グループはデジタル・人工知能(AI)技術を活用して、従来のヘルスケアをより効率的かつ満足度の高いサービスが提供できるよう事業を展開している。
新設したデジタルAI推進室はこれまで以上に「利便性の高い医療サービス提供」、「患者サービスの向上」、「従業員満足度(ES)の向上」を目指し人員の強化をし、最適な薬局運営とグループ事業計画実現のためデジタル化をさらに加速する。
国が進めている電子処方せんやオンライン資格確認などの、デジタル化を通じた強靭な社会保障システム構築に貢献できるよう対応を進めるという。
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