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イオンスタイル有明ガーデン/非接触強化で動画配信販促・AIカメラ導入

2020年10月02日 15:58 / IT・システム

イオンリテールは10月6日、「イオンスタイル有明ガーデン」(東京都江東区)において、リアルとデジタルを融合した各種設備の実証実験を開始する。

<動画配信で販促>
動画配信

感染症拡大により、新しい生活様式が定着し非対面、非接触のニーズが高まる一方、自粛生活によるストレスも増えている。こうしたことから今後、デジタルを活用した、利便性の高いサービス、快適な買物環境などが求められている。

今回の実験では、「イオンスタイル有明ガーデン」で、デジタルサイネージ、カメラを通じたAI技術を活用し、顧客の購買行動を可視化。新たな顧客接点の創造や楽しく快適な買物環境の提案、店舗オペレーションの効率化など検証するもの。

新たなタッチポイントづくりのためのデジタル販促として、商品棚に動画配信できる「ビデオレール」を活用し、商品と販促が連動した提案を実施。コンテンツ内の2次元バーコードから商品やレシピ紹介、将来的にはオンラインショップへの遷移を行うことでOMOの取り組みを推進していく。

今後、店内に設置したデジタルサイネージで商品加工・調理など、ライブ配信を行うことで、非対面・非接触でも体験できる買物の楽しさを提案する。

<セキュリティゲートの検証も実施>
セキュリティゲートの検証

また、「どこでもレジ レジゴー」のセキュリティゲートの検証も行う。

専用レジで会計後、貸し出しスマホに表示される2次元バーコードをセキュリティゲートにかざして、買物を完了する仕組みを検証。また、専用アプリの開発、レコメンド機能の追加により、買物中のメニュー提案も予定している。

<滞在人数把握と年齢認証対応の実験も>
滞在人数把握と年齢認証対応の実験も

店内に設置したカメラとAI技術を活用した滞在人数把握と年齢認証対応の実験も実施する。

店内に設置したカメラでは、3密防止の取り組みとして売場の滞在人数を計数し、混雑前にレジ応援、入店制限する。顧客の年齢をAIが推定し、未成年者の場合レジに設置した端末のアラートにより、酒の販売時に確実な声かけをする。顧客にとってストレスの少ない買物環境の提供に加え、従業員の負担軽減を目指す。

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