SGシステム/手書き日本語を読み取るAIモデルで帳票入力業務を効率化
2022年06月01日 13:50 / IT・システム
SGホールディングスグループにてIT統括事業を担うSGシステムは6月1日、AIを活用したOCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)プラットフォームサービス「Biz-AI×OCR」に、手書きの日本語を高精度に読み取れるAIモデルを搭載したと発表した。
同社は、2019年に佐川急便の配送伝票のサイズ・重量入力業務を自動化するAI-OCR(AIを活用した数字などを読み取るOCR技術)をフューチャーアーキテクトと共同開発し、入力業務にかかる作業時間を月間8400時間短縮した。
また、配送伝票だけではなく、AI-OCRを活用しグループの帳票入力業務を自動化するなど業務効率化を推進している。
今回、新たに手書き日本語を読み取ることができるAIモデルをSGシステムとフューチャーアーキテクトで共同開発し、追加機能として搭載した。追加搭載した日本語AIモデルは、佐川急便の手書き伝票の読み取りにも活用している。
Biz-AI×OCRの日本語AIモデルは、画像ノイズに強く、解像度の低い文字画像や枠線を含む文字も読み取り可能。手書きのひらがな、カナ、英数字のほか地名、建物、社名、氏名などの漢字およびさまざまな活字フォントにも対応している。自然言語処理を応用し、書き間違いや文字飛ばしによる住所の誤記載を自動補正する。AIによる手書き日本語入力業務の自動化率「91.40%」(手書き住所欄1000万件・2.5億文字の読み取りにおいて、AIがヒトの補正不要と判断した結果を算出)、読み取り精度は「99.49%」(AIが手書き住所欄・平均25文字をすべて正しく読み取った結果を算出)だという。
手書き日本語AIモデルの追加により、幅広くさまざまな手書き日本語の帳票を、高い精度で読み取ることを可能にするとともに、さらに高い自動化率や読み取り精度が必要な顧客、特殊文字への対応が必要な顧客向けに「AI学習サービス」も提供。「AI学習サービス」では、顧客が特に効率化したい帳票入力業務、業務特性に合わせて、AIモデルの追加学習を行い、注文者独自のAIモデルにてサービスを行う。
■問い合わせ先
https://www.sg-systems.co.jp/
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