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ベイシア/ネットスーパーに商品情報入力を効率化する「Lazuli PDP」導入

2022年07月05日 14:50 / IT・システム

Lazuliは7月5日、同社が開発・提供する、AI技術を活用したSaaSのクラウド製品マスタ「Lazuli PDP」が、ベイシアのネットスーパーの商品情報を整理し、充実させるためのAIソリューションとして採用されたと発表した。

<Lazuli PDPの仕組み>
Lazuli PDPの仕組み

「Lazuli PDP」は、複数の外部データベースに点在していた商品情報を一括して管理し、またデータを活用しやすい形に整理、拡張するためのPDP。メーカー、小売業者、製薬業者などが保有する多様な商品マスタデータを、独自収集した商品情報やAIを活用して名寄せし、効能、製品の特徴からメタタグの付与や関連付けを行う。

これらの情報が「NINJA DB」に格納され、「Lazuli PDP」として、ユーザーに提供される仕組みとなっている。

ベイシアは、群馬県を中心に、1都14県に136店舗のネットワークを有する。2022年1月より、ネットスーパーのプラットフォーム「Rakuten全国スーパー」上に「Beisia ネットスーパー」をオープンし、オンラインで注文された商品をベイシアの店舗からピックアップ、配送するサービスを開始している。

「Beisia ネットスーパー」では、生鮮食品から冷凍食品、日用品まで、最大3万点の商品を取り扱っている。リアル店舗と異なり、利用者が実際に手に取って商品を確認したり、類似品と比較したりできないネットスーパーでは、商品の詳細な情報を十分にそろえ、分かりやすく表示することが、体験価値向上には不可欠だ。

しかし、従来の商品情報登録業務には大きな負荷と時間がかかり、利用者が商品を選びやすく、使いやすいサービスにする上で、大きな課題となっている。そのため、ベイシアでは「Lazuli PDP」の導入を決定した。

「Lazuli PDP」は、AIによる自然言語処理で商品情報の名寄せを行い、商品の特徴からメタタグの付与、関連付けを実施する。

これにより、ベイシアでは、商品情報の入力にかかる負荷と時間を大幅に削減し、高精度かつ充実した商品情報を提供することで、商品をより発見、比較、購入しやすいネットスーパーとなることを目指す。

「Lazuli PDP」によりネットスーパー上の商品情報を整理、拡充し、顧客体験価値の向上を図る。Lazuliでは、今後、ベイシアの商品情報の整備と活用を促進し、さらなるプロダクト開発に取り組むという。

■Lazuli
https://lazuli.ninja/

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