ハービス/遠隔接客サービス「RURA」の実証実験
2024年08月02日 14:28 / IT・システム
阪急阪神不動産、阪急阪神ビルマネジメントは7月から、大阪・梅田の商業施設「ハービス PLAZA/PLAZA ENT」で遠隔接客の実証実験を開始した。
インフォメーションにおけるデジタル技術の導入を目指し、タイムリープが開発・提供する遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」を活用する。
ルーラは、遠隔地にいるスタッフがインターネットを通じて、店頭に置いてあるモニター越しに、接客できるサービス。対応スタッフが画面に表示される対面接客や、アバターを通しての接客などを選択できる。少人数で多拠点の接客ができる点に大きな特長があり、約30店舗の受付を3人で実施している例もある。
接客の一部を自宅など遠隔地から行うことで、新型コロナウイルスへの感染対策のほか、店舗運営の効率化や、接客業における新しい働き方に対応する。従来のインフォメーションカウンターだけではなく、ルーラを設置した館内の他の場所でもお客へリモートでの案内が可能となるため、効率的な施設運営とお客への付加価値提供の両立ができる。
店舗運営の効率化や省人化とともに、接客の質の向上を実現するための機能を有している。ハービスPLAZA/PLAZA ENTのインフォメーションでは、リアルタイムでお互いの言語をテキストに翻訳する「自動翻訳機能」を活用している。
自動翻訳機能は、英語、中国語など一部外国語のリアルタイム自動翻訳に対応。例えば、英語を話すお客が来店した場合、遠隔のスタッフは操作画面から「英語」を選び、翻訳機能をオンにする。すると、接客中の会話は、お客が見るモニターには英語字幕が、遠隔地で対応しているスタッフの画面には日本語字幕が表示される。
お互いの母国語で会話できるため、インバウンドのお客にも安心して接客できるという。
■RURAの詳細
https://timeleap-rura.com/
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