エバーブルー/小型・無人除雪機「除雪ドローンFシリーズ」発売

2024年10月18日 14:08 / IT・システム

エバーブルーテクノロジーズはこのほど、北海道滝川市に拠点を持つ六花重工との共同開発により、新たに小型・無人除雪機「除雪ドローンFシリーズ」を発表した。

<除雪ドローンFシリーズ>

「除雪ドローンFシリーズ」は、豪雪地域の現実的なニーズに基づいて設計され、厳しい冬の条件下でも効率的かつ無人での除雪作業が可能で、商業施設や住宅、公共施設での除雪作業を軽減する。

さらに、UGV(無人地上車両)や超小型建設機械として建設現場や農地での多様な作業にも対応し、四季を通じてさまざまな作業に対応する。

「除雪ドローン Fシリーズ」のローンチモデル「SRD/UGV-F11RC」は、専用コントローラー(プロポ)を使って遠隔操縦が可能。オペレーターは無人除雪機を目視でコントロールし、寒い冬の日でも快適な場所から除雪作業ができる。従来の除雪機や手作業に比べ、身体的負担を軽減しつつ効率的な作業が可能となる。

除雪だけでなく建設現場や農地、林道など、多様な現場でも活躍でき、悪路にも対応する優れた走行性能により、資材の運搬や整地作業などにも使用できる。

クローラー式に比べて動力伝達効率が高く、1000Wのパワーを持つホイール式4輪モーター駆動を採用。電力消費を抑え、最大3時間の連続稼働が可能。

スキッドステアリングにより、狭い場所や複雑な地形でも容易に旋回でき、操作性に優れている。

車体中央のバックボーンが回転することで、常に4輪が接地し、20cmの段差や斜度30度の斜面でも安定した走行となる。

泥や砂利などオフロードでも活躍する多用途な機械として設計した。アタッチメントを交換することで、建設作業や草刈りなどにも対応。さらに、要望に応じた多様なアタッチメントを追加する予定で、ユーザーのニーズに応じたカスタマイズに対応する。

‍今後、最新のセンサー技術、AI技術を適宜適用する計画で、購入した機体はそのままに、アップデートを重ね将来に渡って長く利用できる設計を採用した。

エバーブルーテクノロジーズは水上ドローンの開発で培った6年の経験を活かし、2022年から無人自動除雪機の開発に着手した。2024年には実証実験を行い、現場での実用性と信頼性を検証した。また、2025年6月に、自動除雪機能のアップグレードキットの発売を予定している。これを導入することで、遠隔操縦モデルに自動除雪機能を追加できる。

今回、開発協力した六花重工は、重機やロケットの開発で培った高い技術力を持つ企業で、特に雪の多い北海道空知地方に拠点を置き活動している。同社との共同開発により豪雪地帯で開発を行うことで、実際に現地で求められる耐久性と信頼性を実現した。北海道の厳しい冬でも、深い積雪や不整地で安定した動作が可能な設計となっており、六花重工の技術が十分に活かされた製品となったという。

■除雪ドローンSRD-F11RC主な仕様
・遠隔操縦モデル
サイズ:全長1.11m×全幅0.65m×全高0.6m
重量:80kg
最高速度:前進6km/h、後進6km/h
稼働時間:3時間(常温、平坦路)
除雪幅:0.6m
ブレード高:0.2m
バッテリー:12V鉛蓄電池×2
駆動モーター:DC24V 250W×4個=1000W

‍■想定価格
除雪ドローンSRD-F11RC(遠隔操縦モデル、ブレード有)
価格(税別、送料別): 98万円(先行予約特別価格88万円、限定100台)

小型無人建設機械UGV-F11RC(遠隔操縦モデル、ブレード無)
価格(税別、送料別): 95万円(先行予約特別価格85万円、限定100台)

‍■発売スケジュール
・除雪ドローンFシリーズSRD/UGV-F11RC
先行予約: 2024年10月15日~11月30日
一般販売開始: 2025年1月

・自動除雪機能アップグレードユニット「SRU-RC2A」
発売予定: 2025年6月

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