ローソン/消費期限が近い商品購入でポイント付与+寄付
2019年05月17日 16:50 / 販促
ローソンは5月17日、お客と一緒に取り組む食品ロス削減プログラム「Another Choice(アナザーチョイス)」を開始すると発表した。
アナザーチョイスは、おにぎりを対象に、消費期限が近い商品を購入すると、Ponta会員、dポイントカード会員に、対象商品の購入税別100円に付き5ポイントを付与するほか、同時に対象商品税別売上総額の5%を寄付する取り組み。
ポイント付与や寄付金の原資は、本部が負担する仕組み。
竹増貞信社長は、「日本の食品ロスは年間で643万トンあり、ローソンでも店舗から年間約4.4万トンの食品ロスが出ている。一方で、日本では7人の1人の子どもが十分にごはんを食べられない問題がある。これは大きな矛盾だ。単に食品ロスを削減するだけでなく、社会に役立つ仕組みを加えることで、ローソンらしい取り組みとした」とアナザーチョイスの狙いを説明した。
「できるだけ鮮度の高いものを買いたい」というニーズから、新しく納品された商品から購入するお客も少なくなく、先入れ先出しを徹底していも食品ロスが出てしまうことにも対応した。
まず6月11日~8月31日の82日間、愛媛県のローソン店舗(218店)と沖縄県のローソン店舗(231店)で実施する。
寄付は子どもの支援に関する取り組みに行う予定で、愛媛では子育て応援ファンド(仮)、沖縄では、沖縄県母子寡婦福祉連合会への寄付を予定している。
おにぎりは、深夜、早朝、午後で、1日2便から3便体制で配送している。深夜と早朝に配送したおにぎりに「アナザーチョイス」のシールを添付して出荷し、沖縄では16時~23時、愛媛では16時~翌1時にポイントを付与する。
<店舗納品のイメージ>
出典:ローソンアナザーチョイス説明資料
竹増社長は、「店舗で発生する大きなコストは、人件費と廃棄ロスとなっている。まずは廃棄になっているものを売る。売るために値引きするだけでなく、社会にいいことをやろうと加盟店と話し合って打ち出した施策だ」と述べた。
6月から8月の実験展開を経て、2019年下期に実験エリアを拡大し、2020年度以降に全国での展開を検討する計画だ。
食品ロスについては、さまざまな取り組みを行う予定で、2018年度対比で2030年までに食品ロスを50%削減するのが目標となっている。
上級執行役員の涌井和弘中食商品本部本部長は、「廃棄ロスを削減したコストが、ポイントと寄付の原資となる。実験では、実際にロスが削減できるのかを重視している。お客様の協力も得ながらこの取り組みを成功させたい」と語っている。
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