西友/スマホレジ導入の進化型最新店舗「東大宮店」
2018年09月27日 20:49 / 店舗レポート
省力化什器の採用のほか、取扱い商品アイテム数、棚割り、店頭在庫数量などの見直しを行い品ぞろえを最適化した。
調味料では、取扱いアイテム数を絞り込み、1品あたりの店頭陳列数量を拡大した。1品あたりの視認率が拡大するほか、豊富な店頭在庫が展開できるため、商品在庫を店頭に集約することができる。
ローコストオペレーションの取り組みを進化させることで、東大宮店では、通常の西友店舗よりも、主要品目約500品目の価格を約9%安く提供している。
対象商品には、「見逃せない安さ」のPOPを掲示することで、全店で展開するプラスロックよりもさらに値ごろな価格を訴求する。
西友では、同額保証を実施しており、競合店よりも1円でも高い商品はチラシをレジで提示すれば同じ価格で購入することができる。
通常店舗では、同額保証などイレギュラー対応以外で、商品価格を下げることはできないが、東大宮店は実験店舗として、店舗単独で500品目の商品を値下げして販売している。
東大宮店では、「ヨークマート ハレノテラス東大宮店」「ロヂャース大宮店」「Big-Aさいたま東大宮店」を価格のベンチマーク店舗としている。
2リットルペットボトルを中心とした清涼飲料は、陳列什器の最下段にケース販売コーナーを設置。ケース販売のほか、バラ販売用商品のストックスペースとして活用する。
ビールでもケース販売コーナーを充実させた。什器上段に6缶パック商品、下段にケース販売商品を配置し、常温棚の向かい側に冷蔵リーチインクーラーを配置させ、冷して販売するビールの商品補充をしやすいレイアウトを採用した。
店頭在庫の削減では、商品アイテムごとの特徴にあわせて、店頭陳列数量を変更している。
酒類では、ワイン、ウイスキーなど成長カテゴリーは、フェース数を拡大して店頭在庫を手厚くした。
一方で、日本酒やリキュールといった商品回転率が低いカテゴリーはワンフェースの棚割りを活用することで店頭在庫数を削減した。
商品回転率が低い、製菓材料コーナーはフック型什器を採用することで、少ない店頭在庫でも品ぞろえの豊富感を演出している。
温度管理が必要な冷蔵商品や冷凍商品はリーチインクーラーを活用して陳列することで、冷気の流出による熱効率の低減を防いでいる。
基本的な商品展開はリーチインクーラーを活用するが、商品特性によっては、リーチインクーラーでは商品が見えずらい商品もあるため、一部の商品は冷蔵の多段アイランドケースで販売している。
また、特売商品は平オープン型の冷蔵ケースで1品大量陳列で販売している。
継続飲用の需要があり、ケース販売が見込める機能性食品のヨーグルトドリンクなどは、リーチインクーラー内でケース販売を行っている。
アイスクリームなど冷凍商品も特売商品は、扉付きの平ケースで展開することで、省エネとローコストオペレーションを両立させている。
<ハーゲンダッツのプロモーション>
次>> オープンキッチンでライブ感ある生鮮・惣菜売場を演出
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。