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ベイシア/目標年商30億円、商圏人口3km15万人で新座市に出店

2018年11月26日 18:43 / 店舗レポート

惣菜強化の一環として、全部門が参加して惣菜を開発するスーパーデリカテッセンを展開。素材と味にこだわった「専門店の味」を目指した。

肉惣菜・魚惣菜・サラダ・寿司・中華惣菜などを豊富にそろえ、ひとつの売場に集合展開することで、買い物の便利さ、選べる楽しさを提供する。

<スーパーデリカテッセン>
スーパーデリカテッセン

鮮魚部門で販売する魚を使用した、焼き魚、フライ、弁当、精肉部門で販売する肉を使用した揚げ物、弁当など、生鮮部門と連動した生鮮惣菜も展開する。

前橋小島田店で導入した生鮮惣菜については、お客様相談室に「自分が住む街の近くのベイシアでも、同じ惣菜を販売してほしい」といった声が寄せられた。

これまで、ベイシアでは、惣菜に対する問い合わせはほとんどなく、生鮮惣菜の味の違い・品質の高さがお客に伝わっているという。

<鮮魚部門で製造する惣菜>
鮮魚部門で製造する惣菜

生鮮惣菜は、鮮魚・精肉のそれぞれの部門に惣菜製造を行う厨房を併設し、各部門で惣菜を製造している。

そのため、生鮮惣菜の売上は、惣菜部門ではなく、各生鮮部門に計上する。

店内厨房を生鮮食品の加工場に併設する必要があるため、既存店舗への拡大は難しいが、今後の新店や改装店舗では、生鮮惣菜を導入する計画だ。

<精肉部門で製造する惣菜>
精肉部門で製造する惣菜

鮮魚部門で加工した鮮魚を寿司ネタに使用した魚屋の寿司も好調で、生鮮部門で販売する鮮度が良い素材を使用した惣菜を今後も強化する方針だ。

<魚屋の寿司>
魚屋の寿司

鮮魚部門では、有料で鮮魚をフライや焼き魚に調理する「できたてできます」サービスを前橋小島田店から導入しているが、現時点は利用客は少ない。

前橋では、自分で魚を調理する家庭が多いこととサービスが認知されていないため利用客が少ないが、新座店では、ファミリー層が多く、より利便性を求めるお客も多いと見込んでおり、サービスの認知度を拡大したいという。

<鮮魚部門では有料調理サービスを展開>
鮮魚部門では有料調理サービスを展開

新しい取り組みとして、惣菜部門では、スマートフォンアプリを活用した惣菜予約システム「タッチdeデリカ」を導入した。

フードコートなど飲食店で利用されている「Putmenu」という既存のスマホアプリを活用したもので、スマホで商品を選択し、支払いはクレジットで済ませて、店頭で注文した商品を受け取るサービス。

<惣菜部門のタッチdeデリカの告知>
惣菜部門のタッチdeデリカの告知

現在約20品目を提供しているが、商品によって、当日に対応できるもの、翌日に対応できるもの、翌々日に対応できるものがある。

ギョーザは20個、コロッケは6個からの注文できる。焼き芋、刺身盛り合わせ、花巻寿司、寿司、赤飯、ジャンボ焼鳥は、当日、注文に対応する。

<ハナカフェでもタッチdeデリカを告知>
ハナカフェでもタッチdeデリカを告知

カットフルーツ、食パン、クロワッサン、アップルパイ、ピザ各種は翌日の受け渡しとなる。

鯛の尾頭付きの焼き魚は翌々日の受け渡しで対応する。

これまでも、クリスマスや年末年始などのホームパーティーメニューへ対応するため、寿司の盛り合わせなどの電話注文を実施していたが、今回はメニューを拡大した。

<惣菜の揚げ物コーナー>
惣菜の揚げ物コーナー

タッチdeデリカ対応メニューは、50品目程度まで拡大する予定だが、大量の注文を受けても対応できるか、運営上の課題もあるため、できるだけベーシックなメニューを展開する。

新座店でのオープン1週間の注文実績は約20件で、昔ながらのコロッケが売れ筋商品になっている。

<おにくDELI>
おにくDELI

惣菜のほか、時短料理に対応した半調理品を集めた「パパットシェフ」コーナーを展開。味付け肉など、フライパンで焼くだけで簡単におかずが作れる商品などを豊富にそろえた。

精肉部門では、レンジで温めるだけの商品を集めた「おにくDELI」を、11月9日にオープンした「ふかや花園店」(埼玉県深谷市)に続き導入した。

お土産物として購入する人もいる、群馬名物のもつ煮込みが好評となっている。

<加工肉売場では家呑み対応のつまみを集合展開>
加工肉売場では家呑み対応のつまみを集合展開

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