ベイシア/目標年商30億円、商圏人口3km15万人で新座市に出店

2018年11月26日 18:43 / 店舗レポート

店内加工の惣菜を強化し、ハナカフェで注文を受けてメニューを提供するなど人手がかかるサービスを提供する一方で、加工食品では商品を低価格で提供するためのローコストオペレーションを徹底している。

<加工食品売場>
加工食品売場

橋本社長は、「加工食品は価格競争も激しく、販売効率を高める必要がある。約2500m2という売場面積があることで、一品大量陳列で価格訴求商品を販売することができる。一品あたりの陳列数量を増やすことで商品の補充頻度も下がり、しっかりと利益が出せる店舗運営を実現している」と語る。

<日替わり商品は投げ込み陳列>
日替わり商品は投げ込み陳列

約2500m2という店舗面積を採用することで、しっかりとした通路幅を確保でき、ゆったりと買い物できる環境も整えている。

<広い通路幅でゆったりと買い物できる環境に>
広い通路幅でゆったりと買い物できる環境に

橋本社長は、「ゆったり買い物をしてもらわないと買上点数が上がらない。新座店では買上点数が平均よりも2点くらい多い。1点単価が180円くらいだとすると客単価で360円~500円くらい高くなり売上にも貢献している」という。

<牛乳は納品ケースを利用して陳列>
牛乳は納品ケースを利用して陳列

牛乳は納品ケースを利用して陳列し、日配食品も可能なものは、納品バットを利用した陳列を採用するなど、商品陳列の効率化を行っている。

<スイーツの不二家コーナー>
スイーツの不二家コーナー

新座市には、不二家の埼玉工場があることから、地域に根差した取り組みとして、スイーツコーナーとお菓子コーナーに「不二家コーナー」を設置した。

<お菓子の不二家コーナー>
お菓子の不二家コーナー

通常は、常設でメーカー単独の専用コーナーを設けることはないが、今回は、不二家の協力を得て、歴代のペコちゃん人形などの展示も行っている。

<ビールや飲料はケース販売も多用>

ビールや飲料は冷蔵ケース前に常温販売コーナーを設置し、ケース販売商品とバラ販売商品を併売している。ケース販売商品を店頭在庫とすることで、バラ販売商品の補充作業を効率化する。

<冷凍食品はリーチインクーラーで展開>

冷凍食品・アイスクリームはリーチインクーラーで展開する。冷気が逃げにくいリーチインクーラーを採用することで、冷凍効率を上げ光熱費を削減している。

リーチインクーラーには、お弁当用・冷凍野菜・麺類など商品分類を縦型POPをつけることで、扉の中にどんな商品があるのか分かりやすくする工夫をした。

<セミセルフレジを初導入>
セミセルフレジを初導入

新座店では、ベイシアでは初めてセミセルフレジを導入した。オープン時は通常レジを併設しているが、今後は、商品登録機10台・精算機20台を設置し、通常レジを廃止する予定だ。

お客が商品登録から精算までを行うフルセルフレジも6台設置する計画だ。

<EDLP商品を各所で展開>
EDLP商品を各所で展開

橋本社長は、「人手不足の今後も続き、人時コストの削減はこれからも課題となる。人口が多い地域では十分な店舗面積が取れず、土地の賃料コストも高い。無理に都市部に出店するのではなく、都市と郊外の間にある立地も有力だと考えている。来期も、フードセンターとスーパーセンターを合わせて4~5店程度の出店を計画している」と語った。

店舗概要
所在地:埼玉県新座市大和田2-6-19
TEL:048-489-0011
建物構造:鉄骨造平屋建
敷地面積:1万551m2
延床面積:5675m2
売場面積:3249m2
営業時間:9時~20時
駐車台数:439台
従業員数:97人(正社員13人、パート・アルバイト8h換算84人)
取扱商品:生鮮食品、日配品、加工食品、菓子、酒、日用雑貨、家庭用品、ペット用品

ベイシア/千葉県旭市に「旭サンモール店」オープン、ネットスーパーも展開

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