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イオンモール/上下動線で商業施設とオフィスの融合目指した「BIZrium名古屋」

2021年10月20日店舗レポート

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イオンモールは10月20日、名古屋駅の北側に位置する商業施設とオフィスを一体化した複合商業施設「イオンモール Nagoya Noritake Garden(ナゴヤノリタケガーデン)」(名古屋市)のオフィス棟「BIZrium名古屋」をオープンした。

<イオンモール Nagoya Noritake Garden>
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10月27日にグランドオープンする「イオンモール Nagoya Noritake Garden」は、同社として初のオフィス併設型の施設で、名古屋駅の北側に位置する。ノリタケカンパニーリミテドの「ノリタケの森」の一部などを活用した。施設は、1~3階の専門店街、4~6階のオフィス棟「BIZrium(ビズリウム)名古屋」で構成する。

イオンモールでは、複合施設が世界の商業施設開発でトレンドになっているとみており、2015~16年頃からオフィス複合型商業施設の構想を開始し、物件の候補探しに着手。今回、駅からの距離や立地環境のよさから出店を決めたという。

<名古屋初出店の北海道のスープカレー専門店「Rojiura Curry SAMURAI」>
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1~3階の専門店街には、飲食や服飾など約150店が入居する。名古屋で初出店の店舗などを始め、出店企業の新業態の店や大型店などをそろえた。

<山口央二・イオンモール Nagoya Noritake Garden ゼネラルマネージャー>
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10月19日行われたマスコミ向け内覧会で、山口央二 イオンモール Nagoya Noritake Garden ゼネラルマネージャーは「都市型物件は初めてで手探りとなるが、『ノリタケの森』の特性を生かしながら、施設のコンセプトの『自然と自然になれる場所』を実現し、やすらげる場所を提供していく」と抱負を述べた。

モールの主なターゲットは近隣の名古屋市の伏見や栄エリアに住む単身者。商圏とする半径5㎞圏内には約32万世帯63万人が暮らしており、イオンモールで8番目に高い人口密度の立地となる。「商圏では、20~50代の会社員の単身者が50%を超えており、この人たちは外食が多い。顧客となるそうした人たちに向けて、店や商品でバラエティーを出して提供する」(山口ゼネラルマネージャー)という。

<専門店街2Fの「Garden Restaurant」>
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その施策として、飲食店では、複数の店舗を集めるレストランゾーン「Garden Dining」(1F)や値ごろ感のある外食店を集めたレストランゾーン「Garden Restaurant」(2F)、麺類やファストフードなどのフードコート「FOOD FOREST」(3F)を設けたという。

<テークアウト専門のどんぶり店「たて花」>
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また、商品では、取り組みの一つとして、核店舗となる総合スーパー「イオンスタイル名古屋則武」で、テークアウト専門のどんぶり店「たて花」を東海地区で初出店した。注文を受けてから調理をするスタイルで価格は税込550円。「住む人や働く人がワンコインで手軽においしいと楽しいを感じていただく施策」(石川博己 イオンスタイル名古屋則武店長)としている。

<BIZrium名古屋のメインエントランス外観>
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一方、イオンモール Nagoya Noritake Gardenで、目玉となるのがオフィス棟「BIZrium(ビズリウム)名古屋」だ。建物の延床面積は約14万m2、オフィスの貸床面積は約2万m2で、日本最大級のフロア面積となっている。

コンセプトは「Work Life Blend Office」。一人一人が自分の意志で働き方も暮らし方も選べる柔軟性を兼ね備え、場所も時間もフル活用したくなる「ライフスタイルオフィス」と定義する。商業施設との併用することで、働くことと生活がワンストップとなり、ゆとりのある暮らしや柔軟な働き方が実現できるという。

<高須賀大索・イオンモール BIZrium名古屋 ゼネラルマネージャー>
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高須賀大索 イオンモール BIZrium名古屋 ゼネラルマネージャーは、「新型コロナによってオフィスの在り方や場所の意味が変わってきている。また、今は家でも働けるため会社への出社が必要がないという時代になってきた。そうした中で『行きたくなるオフィス』を目指した」と説明した。

<4Fの屋外ラウンジ>
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施設は、コンセプトに沿って環境を整備した。その一つとして、4Fには合計で約200席のラウンジスペースを設置。屋内に加え、一人になったり、気分転換を図れたりする屋外のテラス席も設けた。

<大会議室>
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企業からの要望も生かした。貸会議室を共用施設として用意。採用などで利用できる60席程度の大会議室を始め、目的や個別の作業で使える部屋として、壁が天然木のホワイトボードになっている「アイデアを出す部屋」や、室内をシックなトーンのしつらえにして話を聞くことに集中できるようにした「プレゼンをする部屋」などを整備した。

<アイデアを出す部屋>
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「企業の人事や総務から会議室を自社で持つ必要がなく、共用にしてほしいという声を反映した」(高須賀ゼネラルマネージャー)という。

<名古屋外国語大学のサテライトキャンパス(学生ラウンジ)>
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オフィスには、旭化成ホームズや堀場製作所、名古屋外国語大学のサテライトキャンパスが入る。開業時点で70%の入居が決定している。

誘致する企業は、施設のコンセプトに共感してもらえる点を重視しており、トヨタ自動車などの地元の大手も狙うが、理解してもらえる企業であれば規模は問わない。現状の入居企業の獲得は営業と問い合わせが半々という。

イオンモールでは、「BIZrium名古屋」で、働くことと生活をワンストップにするため、オフィスと商業施設をシームレスにつなぐための利用者の動線に知恵を絞った。その答えが、下が商業施設、上がオフィス棟という二段構造だ。「施設の移動で人は横から横への動きだと反応が悪い。ところが、縦の動線である上から下だと歩いてくれる」(同)というのが理由。これまでのモール運営で得た知見を生かしたという。

<3FのBIZriumと専門店街の連絡部(フロアマップ)>
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この考えを基にBIZriumでは、3Fと1Fにモールと結ぶ連絡路の施策を実施。オフィスと専門店街を行き来できる動線を設けた。

<専門店街3Fの「FOOD FOREST」>
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3Fの連絡路は移動するとモールのフードコート「FOOD FOREST」にすぐに出られる動線にして「フードコートを食堂のように使ってもらえるようにした」(同)。連絡路の出口近くにはコワーキングスペース「Basis Point」もあり、気分転換の作業場としての利用を見込む。

<1Fのメインエントランスとの連絡部(フロアマップ)>
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1Fも同様にメインエントランスからの連絡路で、レストランゾーンの「Garden Dining」や食の物販ゾーン「Garden Marche」にすぐに行けるようにした。

<専門店街1Fの「Garden Dining」>
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こうした取り組みは、専門店街のオープン後に期待する効果が得られるかが試されることになる。

イオンモールは、これまで休日など顧客の「オフ」の時間でのサービスを多く手掛けてきたが、働くという「オン」の時間でのサービスはほぼ未開拓だったという。同社では、消費者の生活に携わる「ライフデザインデベロッパー」を掲げており、「オフ」だけはなく、オフィス併設型施設を通じて働くシーンを支える「オン」のサービス提供を本格化する。「イオンモール Nagoya Noritake Garden」と「BIZrium名古屋」は、その第1弾となる。

「われわれは、モール運営を通じて生活周りについての十二分な理解がある。そのため『生活』と『オフィス』と分けるのではなく、『生活』プラス『働く』という融合したサービスを展開できるのが他にはない強み」と、高須賀ゼネラルマネージャーは話す。今後は、地方での展開や既存モールのオフィス併設型施設への改装なども視野に入れている。

■イオンモール Nagoya Noritake Garden/BIZrium名古屋
所在地:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-17
出店店舗数:核店舗:イオンスタイル名古屋則武、専門店数:約150店舗
敷地面積:約5万7000m2
延床面積:約14万m2(立体駐車場含む)
総賃貸面積:約3万7000m2(商業施設)、約2万2000m2(オフィス)
建物構造:鉄骨造6階建て(立体駐車場7階建て)
駐車台数:約2100台
駐輪台数:約1000台
営業時間
専門店:10時~21時
1階レストラン(Garden Dining):11:00~22時
2階レストラン(Garden Restaurant):11時~22時
3階フードコート(FOOD FOREST):10時~21時
プラネタリウム:10時~22時
イオンスタイル:8時~22時
休業日:年中無休
http://nagoya-noritake-garden.aeonmall.com

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