コンビニエンスストア/2017年の既存店は0.3%減の9兆4738億円、客数減
2018年01月30日 13:10 / 月次
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日本フランチャイズチェーン協会が発表したコンビニエンスストア統計年間動向によると、既存店ベースの年間売上高は9兆4738億円(前年比0.3%減)となり、前年比マイナスで推移した。
客数も年間では、マイナスとなり、年間来店客数は154億9208万人(1.8%減)となった。一方、年間平均客単価は611.5円(1.5%増)だった。
全店ベースの年間売上高は10兆6975億円(1.8%増)、来店客数は、2月、8月、10月に前年割れとなったものの、年間では、前年比プラスで推移した。
年間来店客数は173億327万人(0.7%増)、年間平均客単価は618.2円(1.1%増)となった。
12月末現在の店舗数は5万5322店(3.2%増)となり、1694店の大幅な増加となった。
2017年は、年間では、店内調理品などのカウンター商材や弁当、総菜、調理麺、調理パン、サラダなどの中食、デザート、冷凍食品などが好調に推移したことから、全店・既存店ともに客単価が増加した。
背景には、ライフスタイルの多様化(少子高齢化の進行、単身世帯や共働き世帯の増加など)による食生活の変化がある。
食の外部化、健康志向、志向の多様化などに伴い、顧客のニーズに応えた商品の品ぞろえを充実したことも客単価の上昇につながった。
一方で、他業態との競争が激化したことに加え、2月はうるう年の反動減、10月は台風の上陸などによる天候不順により、客数が減少したことが既存店売上高に影響を及ぼした。
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