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コンビニ/1月既存店売上、セブン1.6%増、ローソン前年割れ

2018年02月13日 15:55 / 月次

コンビニエンスストア各社が発表した1月の営業実績によると、既存店売上高はセブン-イレブン前年同月比1.1%増、ファミリーマート0.0%、ローソン1.3%減、ミニストップ1.3%減となった。

4社とも、客数は減少したが、客単価は上昇した。

客数は、セブン-イレブン1.6%減、ファミリーマート3.1%減、ローソン2.2%減、ミニストップ4.0%減だった。

客単価は、セブン-イレブン2.7%増、ファミリーマート3.1%増、ローソン1.0%増、ミニストップ2.8%増となった。

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■セブン-イレブン(2017年2月期:チェーン全店売上高4兆5156億500万円)
既存店売上高は、前年同月比1.1%増、客数1.6%減、客単価2.7%増。

チェーン全店売上高は3.8%増、店舗数は2万33店。

客数は2017年7月以降、7か月連続で前年割れ。

客単価は、2015年4月以降、34か月連続の増加。

■ファミリーマート(2017年2月期:チェーン全店売上高3兆93億6300万円)
既存店日商0.0%、客数3.1%減、客単価3.1%増。全店売上高(ファミリーマート・サークルK・サンクス合計)0.9%増。

1月は一部地域における大雪の影響により客足が伸び悩んだものの、冬の大型キャンペーン「ウィンターフェスタ」が奏功したほか、「炭火焼きとり」を始めとするファスト・フードの拡販に取り組んだ結果、既存店日商は前年並みまで回復した。

タバコは概ね横ばい、カード・チケットは前年を上回った。サークルK・サンクスからファミリーマートへのブランド転換については、1月に転換した164店を加え、前期からの累計で3299店となった。

商品別状況は、発売から約半年で累計1億本を突破したことを記念し、「炭火焼きとり大感謝祭」を開催したことにより、堅調に推移した。

弁当は、炙り焼きした牛カルビと豚カルビを盛り合わせた「炙り焼 ダブルカルビ重」(550円)などが貢献し、売上は前年比プラスとなった。

惣菜では「小松菜とひじき白和え」(158円)等の和惣菜を始め、惣菜シリーズ「お母さん食堂」が牽引し、前年を大きく上回った。

パンは、「いちごの日」 (1月15日)に合わせ発売した「いちごモッチ」(138円)など、新商品の貢献もあり、前月に引き続き好調に推移した。

サークルK・サンクスは、1月はパン、サラダ、一部の中食カテゴリーで前年を上回った。

一方、タバコ及びカード・チケットはいずれも前年を下回り、既存比を2%弱押し下げた。両ブランド合算でのチェーン全店売上高伸び率は、引き続き前年を上回った。

■ローソン(2017年2月期:チェーン全店売上高2兆1579億5100万円)
既存店売上高1.3%減、客数2.2%減(736人)、客単価1.0%増(613円)。全店売上高は5.1%増の1777億100万円、平均日販は49万3000円。

1月末時点のローソングループ国内総店舗数は、出店154、閉店27店、純増127店で1万3930店。うちナチュラルローソンが143店、ローソンストア100が801店。

米飯カテゴリーの売上は、昨年秋の「おにぎり屋」のリニューアル後、引き続き各種おにぎりの販売が好調だったことや、1/2日分の野菜が摂れる「もっと!野菜シリーズ」のお弁当が好評だったことなどにより、前年を上回った。

パスタやホット麺の売上が引き続き好調だったことから、調理麺カテゴリーの売上は前年を上回った。

デザートカテゴリーの売上は、お正月限定の家族で分け合う大きなサイズのデザートなどが好調に推移したことなどから、前年を上回った。

日配食品や冷凍食品の売上は、主に生活全般のニーズに対応する品揃えを継続的に強化していることにより、前年を上回った。

たばこについては、加熱式たばこ関連商品の売上が増加したことなどにより、既存店売上高前年比を0.5%程度押し上げる要因となっている。

チケットの売上は、既存店売上高前年比を1%強押し下げる影響を与えた。

■ミニストップ(2017年2月期:チェーン全店売上高3404億9200万円)
既存店平均売上高は1.3%減の38万円、客数4.0%減(675人)、客単価2.8%増(563円)。全店売上高は1.1%減の37万7000円。

出店10店、閉店8店、期末店舗数は2263店(内れこっず4店、cisca4店)。

1月はCVS部門では、継続して品揃えを強化している食卓パン、サラダなどの分類が好調に推移したほか、麺類、軽食、スイーツなどの分類も前年を上回った。

また、低温や雪の影響で衣料・身の回り品が好調だったが、弁当類や乳飲料が前年を下回った。

FF部門では、クランキーチキン20円引きセールを実施したチキン類や、ポテト類の売上が伸長したが、低温の影響によりコールドスイーツ類が前年を下回った。

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