総合求人情報サイトを運営するディップは、2018年10月のアルバイト時給データを発表した。
<職種別平均時給(2018年10月)>

同調査は、アルバイトの求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データをもとに集計したもの。
全国の平均時給は1055円(前月比7円増、前年比21円増)となり、3カ月連続で増加した。前年同月比では26カ月連続で上昇した。
エリア別では、全エリアで前月を上回り、職種別では9職種中8職種が増えた。
全国平均の飲食の職業は992円(前年比31円増)、販売の職業は982円(前年比14円増)、サービスの職業は1180円(前年比80円増)だった。
「バイトル」に掲載された仕事件数は約24万4000件で、前月比4.0%増、前年比20.0%増となった。
キャッシュレス化促進の影響でスマートフォン決済サービス営業のニーズが高まり「営業その他」において案件数が増加した。
クリスマスや年末年始の繁忙に向けて、仕事ニーズが高まる中、関西エリアにおいてはドライバー不足による「運送・ドライバー・配送」が、関東・東海エリアにおいては短期の人員獲得のための「仕分け・検品・梱包」の案件数が増加した。
職種別平均時給は、「製造・技能」1086円(前月比59円増、前年比51円減)、「教育」1426円(前月比50円増、前年比111円増)と、9職種中8職種が、前月より増加した。
一方、前月より減少した職種は「事務的」1104円(前月比6円減、前年比18円減)だった。「事務的」は4カ月ぶりに前月を下回った。
高時給職種ランキングは、「モデル・エキストラ・芸能関連」1928円が8カ月連続で第1位となった。
関東エリアの平均時給は1106円(前月比6円増、前年比33円増)となり3カ月連続で増加した。
東海エリアの平均時給は1027円(前月比3円増、前年比8円減)となり、4カ月連続で増加した。
関西エリアの平均時給は1063円(前月比9円増、前年比33円増)となり、2カ月ぶりに前月を上回った。
九州エリアの平均時給は938円(前月比9円増、前年比5円増)となり、2カ月連続で増加した。