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カジュアル衣料/夏物が好調で6月既存店売上4社そろって増

2020年07月10日 14:40 / 月次

カジュアル衣料4社の6月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ(ファーストリテイリング)26.2%増、しまむら27.0%増、西松屋33.8%増、ハニーズ7.1%増と全社そろって前年同月を上回った。

緊急事態宣言の解除による客数の増加、夏物需要で各社の売上は好調だった。

<西松屋>
西松屋

■ファーストリテイリング(2019年8月期:売上高2兆2905億円)
既存店(708店)+Eコマースの売上高は26.2%増、客数13.9%増、客単価10.8%増となった。

直営店(767店)+Eコマースの売上高は26.2%増、客数14.2%増、客単価10.5%増。出店3、退店3だった。

月初から前年を上回る暑さとなったことで夏物商品の需要が高まったこと、「ユニクロ誕生感謝祭」が好調だったことにより、6月の既存店売上高は大幅な増加となっている。

新型コロナウイルス感染症の影響による、6月末時点の臨時休業店舗は6店舗、時間短縮営業を行っていた店舗は143店舗だった。これらの臨時休業、営業時間短縮した店舗は既存店、直営店から除外せず算出している。

■しまむら(2020年2月期:売上高5219億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)27.0%増、客数16.0%増、客単価9.8%増。

全店売上27.4%増。出退店0で6月末店舗数1432店。

6月度は、緊急事態宣言の解除後、店舗の営業時間を通常に戻し、休業店舗もなくなった。

また、全店で折込チラシを再開し、天候も良好に推移したことで、客数が増加し、売上は前年実績を大きく上回った。

巣ごもり需要のリラクシングウェアや衛生用品が引き続き好調なことに加えて、夏物のTシャツ、ハーフパンツ、吸水速乾、接触冷感などの機能性を持たせた肌着、寝具、インテリアが売上を伸ばしたという。

■西松屋チェーン(20日締、2020年2月期:売上高1429億円)
既存店売上高33.8%増、客数20.1%増、客単価11.4%増。

全店売上32.6%増、客数21.1%増、客単価9.5%増。

出店4、退店3で、6月度末の店舗数は1012店舗。

6月は、期間を通じて来店客数が大きく伸び、子供衣料においては、夏物衣料の売上高が好調に推移した。

加えて、ベビー・マタニティ、育児・服飾雑貨の売上高も前年を大きく上回っている。

■ハニーズ(2020年5月期:売上高425億円)
既存店売上高7.1%増、客数5.4%増、客単価1.6%増。

直営店売上高9.1%増、客数7.6%増、客単価1.4%増。

出店3、退店3、6月末店舗数881店。

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