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カジュアル衣料/10月既存店ユニクロ8.5%減、しまむら1.4%減

2023年11月29日 11:10 / 月次

カジュアル衣料4社の10月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ8.5%減、しまむら1.4%減、西松屋3.8%減、ハニーズ2.8%増となった。

<10月実績>

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 8.5%減 7.4%減
しまむら 1.4%減 1.7%減
西松屋 3.8%減 0.2%増
ハニーズ 2.8%増 3.4%増

■国内ユニクロ事業(2023年8月期:売上高8904億円)
既存店(739店)+Eコマースの売上高は8.5%減、客数10.3%減、客単価2.0%増
直営店(794店)+Eコマースの売上高は7.4%減、客数9.2%減、客単価1.9%増
出退店は、出店9店、退店6店だった。

10月は、月を通して気温が高く推移し、冬物商品の販売に苦戦したことで、既存店売上高は減収となった。

■しまむら事業(2023年2月期:売上高6161億円)
既存店売上は1.4%減
全店売上1.7%減、客数5.7%減、客単価4.2%増
出店2、退店0で、月末店舗数1414店

10月度は、月度後半に朝晩の気温が低下したことで、アウター衣料は秋物と初冬物が売上を伸ばし、実用品では気温の影響が小さい通季物が好調だった。婦人アウターでは、PB「CLOSSHI」のトレーナーやカーディガンが売れ筋となった。一方で、冬物のアウター衣料や肌着、寝具や服飾雑貨は、高気温の影響で鈍い動き出しとなった。

■西松屋チェーン(2023年2月期:売上高1695億円)
既存店売上高3.8%減、客数5.9%減、客単価2.2%増
全店売上0.2%増、客数1.8%減、客単価2.1%増
出店7店、退店1店で、月末店舗数は1099店舗

10月は、前年と比較して気温の高い日が多かったものの、秋物衣料の売上高は好調に推移した。一方、冬物衣料の売上高が前年を下回った。

■ハニーズ(2023年5月期:売上高548億円)
既存店売上高2.8%増、客数1.5%減、客単価4.4%増
全店売上高3.4%増、客数1.0%減、客単価4.5%増
出店2、退店0、月末店舗数871店

10月は、朝晩の気温が下がり、羽織物を中心に秋物が好調に推移したことで、既存店売上は前年を超えた。カットソー、ニット、ブラウスが売れ筋となった。

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