総合スーパー/12月はイオン0.3%増、PPIH4.8%増、ヨーカドー1.6%減
2024年01月30日 14:10 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、12月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール0.3%増、PPIH(国内リテール主要4社)4.8%増、イトーヨーカドー1.6%減となった。
<12月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 0.3%増 | 2.9%増 | |
PPIH | 4.8%増 | 5.7%増 | |
イトーヨーカ堂 | 1.6%減 | 1.3%減 |
■イオンリテール(2023年2月期:売上高1兆5956億円)
既存店0.3%増、全店2.9%増
総合小売事業のイオンリテールでは、18カ月連続で既存店売上高が前年実績を上回った。年末の年越しに向けては、ごちそうメニューの展開を強化したほか、帰省需要に対応した「トラベルグッズ」、「手土産品」の売場を拡充した。また、ECサイトの「イオンショップ」では、クリスマスケーキやおせちなどの品揃えを拡充し、予約承り開始時期の早期化に取り組み、EC比率を高めた。外出機会の増加により売上が伸長する化粧品や、調剤、ペット用品などが引き続き好調なヘルス&ビューティケアでは、22カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。
■PPIH(2022年6月期:売上高1兆8312億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上4.8%増、客数0.3%増、客単価4.4%増、対象店舗数593店
全店売上高5.7%増、対象店舗619店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高7.7%増、客数1.8%増、客単価5.9%増。家電製品6.9%増、日用雑貨品11.5%増、食品7.0%増、時計・ファッション用品3.7%増、スポーツ・レジャー用品9.6%増、対象店舗462店。全店売上高9.6%増、店舗数488店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高2.3%減、客数2.9%減、客単価0.6%増
衣料品12.7%減、住居関連品4.1%減、食品0.3%増
対象店舗数131店。全店売上高3.7%減、店舗数131店
■イトーヨーカ堂(2023年2月期:売上高6542億円)
既存店総売上高(SC計)1.6%減、商品売上2.9%減、客数1.1%減、客単価2.0%減、テナント1.6%増
全店総売上計1.3%減、うち商品売上2.2%減、テナント他0.8%増
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