イオン/7月はイオンリテール既存店0.5%増、スポーツ観戦など夏休み需要に対応

2024年08月19日 16:37 / 月次

イオンが発表した7月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール0.5%増、イオン北海道1.0%増、イオン九州1.3%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.8%増、フジ0.6%減、いなげや1.3%減だった。ミニストップは2.1%増、コックス5.3%減、ジーフット5.2%増、キャンドゥ2.4%増となっている。

<主な連結各社の7月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 1.0%増 0.5%増
イオン北海道 3.1%増 1.0%増
イオン九州 2.7%増 1.3%増
SM マックスバリュ東海 1.9%増 0.8%増
フジ 1.5%減 0.6%減
いなげや 1.6%減 1.3%減
CVS
専門店
ミニストップ 2.2%増 2.1%増
コックス 3.0%減 5.3%減
ジーフット 12.9%減 5.2%増
キャンドゥ 4.2%増 2.4%増

7月の記録的な猛暑に対応し、イオンモールなどのショッピングセンターでは「クーリングシェルター」として涼しい環境で買物を楽しめる企画を用意。夏休みに家族で楽しめる期間限定のごちそうメニューや土用丑の日のスタミナ料理の品ぞろえを強化した。

パリ2024オリンピックの開催に合わせ、伝統的なフランスのライフスタイルを五感で楽しめる「フランスフェア」を過去最大規模で開催している。

トップバリュでは、物価高騰による節約意識の高まりに応え、厳選した32品目の値下げを実施。さらに、東北産の希少ホップ「IBUKI」を使用した発泡酒、「バーリアルグラン」をリニューアル発売した。

イオンリテールは、7月12日より「松竹梅プレミアムセット」を始めとしたお買得企画や贅沢なごちそうメニューなど目玉商品を最大1180品目取りそろえた「イオン 超!ナツ夏祭り」を開催。スポーツ観戦や夏休みの遊び需要などに対応したこだわり商品や空調家電などが好調に推移し、既存店売上高は2カ月連続で前年実績を上回った。

特に、土用丑の日には、みんなでシェアできる特大・超特大サイズのうなぎ蒲焼や、MZ世代に向けた白焼き・蒲焼をカジュアル化した串焼きなど、品ぞろえを強化している。

部門別では、生鮮の水産、農産やグロサリー、デリカが好調。食品売上高は既存店の前年実績を23カ月連続で上回った。化粧品や調剤などが好調に推移したヘルス&ビューティケアも29カ月連続で前年の既存店売上高を上回っている。

スーパーマーケット事業では、主要企業10社計の既存店客数が4カ月連続で前年を超え、既存店売上高は17カ月連続で前年実績を上回った。マックスバリュ東海は、有名シェフ監修のオリジナルトップバリュ商品を発売。多様なニーズに対応した店内加工の出来たて商品の品ぞろえに厚みを持たせた。

加えて、新店や既存店舗の活性化のほか、約500種類の商品を車両に積み込み、各エリアの停車場所にて販売する移動スーパーの拡充に取り組んだ。

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