三越伊勢丹ホールディングスは2018年度から2019年度にかけて、基幹店である伊勢丹「新宿店」、三越「日本橋店」を合計250億円かけ、改装する。
<基幹店の再活性化>

投資の内訳は、「新宿店」100億円、「日本橋店」150億円。
<新宿伊勢丹>

「ファッションの伊勢丹」の確立を目指す「新宿店」では、2018年度は第1期改装として、メンズ館のファッション、雑貨を見直す。
2019年度は第2期として、インバウンド売り上げをけん引する化粧品、宝飾、時計売場を改装する。
<日本橋三越>

「おもてなしのスペシャリティーストア」化を進める「日本橋店」は、2018年度の第1期では、化粧品、紳士・婦人雑貨のコーナーを強化。
2019年度は第2期として、時計、宝飾、婦人・紳士服などの売場を拡充する。
5月9日行われた2018年3月期決算記者会見で、杉江俊彦社長は「新宿店は、化粧品の客数が多く現在の売場では対応しきれていない。インバウンド客のニーズも高い。各ブランドの増床要望も多く、婦人服・婦人雑貨売場のリモデルを含め、第2期に大きく変えたい」。
「先行して4月にリニューアルした日本橋店の化粧品売場は、客数が増加し、ゆっくり接客できると好評だ」としている。